内容説明
光学院大学の三年生繭子は友人でルームメイトの美紀とインカ文明を学ぶためにペルーに旅立った。しかし現地で殺人事件と美紀の不可解な行動に戸惑う。どうやら美紀は常識では考えられない能力を備えていることを知った繭子は、やがて驚愕すべき真実に突きあたった。集合無意識とは?インカと日本の知られざる関係とは?現実の世界の先にあるもう一つの世界の存在。今そこへの扉が開かれようとしている。SF、ホラー、伝奇…ジャンルを超え、世界を揺るがす奇才・西谷史の強烈な新世代ハイパー・ノベル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kumo
10
★★★☆☆2015/11/25
ひのじ
7
ペルソナに連なる、あの「女神転生」原作者の小説。ガダラの豚を彷彿とさせるアドベンチャーな展開。集合無意識や信長のルーツなどロマンあるトンデモを楽しみながら、なぜかカクカクしている女性の行動描写が物語を波立たせて進めていく。2時間の冒険映画のような痛快さ。2018/12/06
sundance1973
1
『女神転生』の西谷史によるオカルトサスペンス。正直西谷氏はメガテンだけの一発屋だと思っていたが、なかなかおもしろかった。インカの末裔が日本人とつながっていたというアイデアは面白いし、ホラー演出もいい。が、全体的に書き込みが浅く、せっかくのインカネタもさらっと流されてしまって、悪い意味で「ラノベ的」な、安っぽい感じがするのが惜しい。
み
0
SF、ホラーってあったけどSF色が強くてイマイチ好み違かった2016/04/24
onnn
0
インカと日本の関係は興味ある話なんだけど、何だか全体的にちょっとちゃっちい感じがする。2013/09/26
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