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内容説明
大学の夏休みを利用して飛行機の免許を取るべく、渡米したジョクは、楽しいデートのさなかバイクで転倒する。生死不明の大事故だと思われたのだが…その瞬間、彼はバイストン・ウェルと呼ばれる異世界に墜ちていた!そこでは、暴虐の限りをつくす侵略者との戦いを前に、オーラという生体エネルギーをもとに生み出された人型戦闘マシン・オーラバトラーが動き始めていた!富野由悠季が渾身の力をこめて描き出す大河ロマン、始動。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北白川にゃんこ
9
エログロ絶好調だな!誰にでもそういう時期はある…。そしてチンポへのこだわり!誰にでもそういう時期はある…。それはともかくジョクずっとドレイク軍にいるのかな。2023/01/13
ツカモトカネユキ
5
1986年初版発行。1989年第13版発行。ヒーローファンタジー小説。リーンの翼に続くバイストンウェルの物語。リーンの翼の進化版としての味わいが強く、タイトル通りオーラバトラーが登場する物語です。物語は、アニメ「ダンバイン」に似て進みます。登場人物の名称もそれに倣っていますが、ところどころ設定が違います。ガロウ・ランとコモンの抗争が軸として描かれ、リーンの翼時代の抗争とも違います。理解がよすぎる主人公の呑み込みの速さと展開の速さは読む速さを上げてくれます。抗争が大きく発展する様相を見せて次巻に続きます。2022/04/25
シャル
5
ロスアンゼルスからバイストン・ウェルへ。いわゆる異世界転生モノである。トラックを避けようとして事故を起こした城毅ことジョクが目を覚ました時、そこは異世界バイストン・ウェルだった。地上人として、そしてオーラ・ボム、ドーメに乗る戦士として歩み始めるジョクの前に現れる試練。異世界、そしてそれ以上に強烈に突き付けられる価値観や文明の違い。エログロてんこ盛りの蛮族ガロウ・ランの恐るべき行為と惨状を目の当たりにし、更には人質として恐怖を味わい、弱さ、恥、恐怖など自分の中の様々な一面に気付かされていくのがすざましい。2016/03/20
餅屋
4
シリーズ1冊目、走りくるトラックに接触しと異世界転生ものの走り▲飛行機の免許を取るべく渡米、バイク転倒で大事故と思われたが、バイストン・ウェルと呼ばれる異世界に墜ちていた!▼TV版『聖戦士ダンバイン』を完走、熱い気持ちで、富野御大のノベライズを手に取りました。LAからラース・ワウへ転生した主人公ジョクの葛藤、そして、ドレイク、ショット、バーン、ガラリアの為人が丁寧に描写されています。暴虐の限りをつくすガロウ・ランとの生存をかけた争いがアニメ版との大きな違い。果たして君は生き残ることができるか(1986年)2022/08/16
志摩子さん
4
伝説のアニメ「聖戦士ダンバイン」の微妙に異なりのあるパラレルノベルという感じです。ジョクはショウよりも俗っぽい感じで、子どもで女子の私からするとすなおに憧れたり好感を持ったりするにはちょっときつい感じです。その分、リアリティがあって、大人の小説という感じなのでしょうが……。セックスのことが、かなり生臭い感じです。アニメとの違いを味わいながら読んでいきたいです。2016/01/09