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内容説明
人類が膨張する人口政策として宇宙植民を始めてから2世紀、その選択は地球連邦政府と宇宙植民国家との間に激しい対立をもたらし、長年の抗争のため地球の自然は無残なまでに破壊されていた。独立運動の伝説的巨人シャア・アズナブルの遺伝子を受け継ぐ者としてアフランシは反地球連邦組織メタトロンのリーダーとなり地球支配を企むマハ・ゲイジスと壮烈な闘いを繰り返して来たが、一方で夥しい死を産む果てしない戦いに疑問を抱き始めてもいた。愛すべき地球と人類は一体どこへ行くのだろうか。巨匠が贈る話題のニュータイプ・ノベル、逐に完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ryuetto
6
いきなりちゃぶ台をひっくり返したような投げっぱなしエンドで、いくらなんでもこれはあんまりだろう? 表紙のハダカで抱き合っている二人の頭上に核ミサイルでもぶち込んでやりたいというか、そんな気持ちになった。 まとめきれなくなったので、最終的にはキャラを全員皆殺しというのは、富野がいつもやることだよなあ。とは思うものの、男はともかく、女性キャラの扱いが最悪で、クリシュナに関しては特に、作者の憎しみがこもっているようにさえ見えた。最初に登場してきた時には、そんなにひどい子にはとても見えなかったんだけど・・・。2014/11/11
ニゴディー
5
どこかで見たことのあるような展開(ある意味オマージュっぽくもありそれ自体は悪いとは思わない)が多く、しかも盛り上がりそうで盛り上がらないという展開が繰り返され、そのまま終了。 番外編というかハッキリ言えば蛇足感が強い。読んでも読まなくても良い内容だしお世辞にも面白くはないかなと。2022/03/03
北白川にゃんこ
2
こうしてひとつの黒歴史は終わる。再販禁止したくなる気も分からないではない。ミランダとは一体…。2016/04/08
森矢司
2
兵器を棄てて訪れる平和という結末はVガンダムに通ずるものを抱きます。打ち切りのごとく唐突で脈絡のない物語の決着に驚くも今までの富野小説を考えたら唐突な終わりはおかしくないと思えました。絶版でV以降の宇宙世紀で主人公はシャアのクローンという前情報でハードルを上げすぎてしまいましたが良くも悪くも普通の富野小説という印象。2012/11/09
K.K
1
(★★★☆☆)2021/09/12