角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 力士の世界

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角川文庫 角川ソフィア文庫
力士の世界

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  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044094935
  • NDC分類 788.1
  • Cコード C0175

出版社内容情報

大相撲には見た目の美しさ、伝統に裏づけられた型の持つ美しさがある

四股、力水、塵浄水、弓取り、手刀――。力士の独特の所作は、いにしえからの神事に由来する。謎と不思議に満ちた相撲の基礎知識を元立行司が紹介。歴史やしきたり、伝統に裏づけられた作法、決まり手とルール、力士たちの稽古の様子や一日の過ごしかた、行司・呼出・床山の役割など、江戸時代以来の文化がそのまま残る「国技の世界」を案内。52年間、土俵の上で過ごした行司ならではの視点を交えて、相撲の楽しさを描き出す。

第一章 相撲は神事
番付の読み方
力士も行司も十両で一人前
関取だけに許されること
「本割」と「巡業」の違い
蹲踞で相手に敬意を払う
四股は地鎮、しこ名は戒名
昔は違った土俵入り
仕切りは所作を合わせて美しく
押っ付け、絞る、はず
叩き込み、引き落とし、突き落とし
相四つと喧嘩四つ
神のいます土俵は特別な場所
方屋開口、故実言上
力士は東西の太陽を表す
清めの水、手刀
弓取り式
軍配を譲る

第二章 いつも厳しい勝負の世界
力士と同じ土俵に立つ怖さ
力士は立合いにすべてを賭ける
立合いは阿吽の呼吸
差し違えは「進退伺い」
行司の魔が差す一瞬
負けてほめられ、勝って叱られ
押して勝つのが相撲の極意
稽古のメニュー
ぶつかり稽古と三番稽古
かまぼこ力士
上位力士と下位力士の稽古の違い
相撲力をつける
稽古しながら怪我を治せ
力士の最高位は大関
横綱の品格
高見盛関の所作は悪くない
引退が近い力士のうつろな目
外国人力士に勝てない理由
懐の深い白鵬関
モンゴル相撲について

第三章 相撲部屋はひとつの家族
最初の親方が自分のボス
力士以外の構成要員
部屋によって違うちゃんこの味
昔のほうが強かった一門意識
ちゃんこ番は部屋の宝
どんな悪ガキも入門初日でおとなしくなる
頼りになる地方世話人
行司修業時代の思い出
挨拶代わりの「辞めていけ」
相撲界で嫌われる「焚きつけ」
昔の巡業
本当に怖かった前田山親方
米川の親方
若い衆には金を持たすな
部屋で一番大事なのは、力士と土俵
力士の太り方
廻しは洗わない
綱打ち
相撲部屋に「外注」なし
浴衣地を贈るしきたり
野球選手と関取では給料が違う
年寄という狭き門
兄弟力士はなぜ対戦しないか
八百長という名の情け相撲

内容説明

四股、力水、塵浄水、弓取り、手刀―。力士の独特の所作は、いにしえからの神事に由来する。謎と不思議に満ちた相撲の基礎知識を元立行司が紹介。歴史やしきたり、伝統に裏づけられた作法、決まり手とルール、力士たちの稽古の様子や一日の過ごしかた、行司・呼出・床山の役割など、江戸時代以来の文化がそのまま残る「国技の世界」を案内。52年間、土俵の上で過ごした行司ならではの視点を交えて、相撲の楽しさを描き出す。

目次

第1章 相撲は神事(番付の読み方;力士も行司も十両で一人前;関取だけに許されること ほか)
第2章 いつも厳しい勝負の世界(力士と同じ土俵に立つ怖さ;力士は立合いにすべてを賭ける;立合いは阿吽の呼吸 ほか)
第3章 相撲部屋はひとつの家族(最初の親方が自分のボス;力士以外の構成要員;部屋によって違うちゃんこの味 ほか)

著者等紹介

木村庄之助[キムラショウノスケ]
本名・野澤要一。1942年、青森県八戸市生まれ。13歳で高砂部屋へ入門し、行司に。木村要之助を名乗り、77年、十両格昇進を機に木村朝之助となる。90年、幕内格に、2001年に三役格に昇進。06年3月に立行司35代式守伊之助を、同4月に木村庄之助(33代)を襲名。07年三月場所を最後に定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

55
読んでよかった! 相撲の基本をかなり詳しく解説してあるので、知識を多く得られた。力士との具体的なエピソードを絡めて書いてあるのが楽しい。この世界の厳しさを改めて感じる。2016/02/06

メルル

24
しきたりや所作の由来など知らないことも多く、本場所を見るだけではわからないような部屋での生活や裏話のような話もあって楽しく読めました。文章ではわかりにくいものは写真やイラストで説明されていました。読み応えのある本でした。2015/12/13

rakim

11
大相撲、子供の頃は国技館に観戦しにいったことはあるのですが、もっぱら「お相撲の焼き鳥」目当てだったぐらいで・・・。スポーツとしての相撲の感覚と、時代小説で読むような興行、神事としての相撲、それに最近耳にすることがある「力士の品格」という言葉などが相まって、ここ1~2年興味を持って見るようになりました。相撲初心者には読んで損のない本だと思います。表紙の文字も木村庄之助さんです。2016/04/24

ピオリーヌ

10
平成27年の刊だが原著は平成19年の刊。33代木村庄之助(前名の朝之助、本名の野澤庄之助といった方が通りが良いかもしれない)の目を通した力士、行司、相撲界が語られる。以下印象的な記述を。「庄之助の譲り団扇は重く、傷つけてもいけないので数日だけ使用してすぐに相撲博物館に返却した」「力士と同じ土俵に立つ怖さ」「ぼんやりとしていてもだめ、要領が良くても駄目な相撲界」33代には二度ほどお会いしてお話を伺ったが、お酒好きで陽気な方という印象が強い。同部屋の兄弟子の事など様々なことを伺わせていただいた。2022/03/25

Yuuki.

10
小学3年生くらいの頃から、受験生の年と留学中は除いて毎年九州場所に足を運び、大相撲の大ファンと名乗ってきたが、これを読んだらまだまだ知らない事が沢山あったことを思い知った!!今まで知らなかった「一般的にはこう言われているけど、実はこうなのよ」といった相撲の歴史や神事としての相撲に関する知識や、ファンの目には見えない所での大相撲関係者達の仕事や生活についての話はとても面白く、この本で知った事を前提に相撲を見ると、これからの相撲観戦がより楽しめそう!!2016/09/17

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