角川文庫<br> 中国古典の言葉―成功に近づくヒント106

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角川文庫
中国古典の言葉―成功に近づくヒント106

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044094379
  • NDC分類 159.8
  • Cコード C0130

内容説明

混迷する国内政治、緊張の中の国際情勢。現代の日本に起こったさまざまな事件やニュースは、はたして、中国古典のどのような言葉で読み解かれるのか。「知者は惑わず、勇者は懼れず」(『論語』)、「志は満たすべからず」(『礼記』)、「大功を成す者は、衆に謀らず」(『戦国策』)。賢哲の英知から生み出された珠玉の言葉は、動かぬ現実をしっかり見据え、進むべき道を照らしてくれる。時事問題から読む、新しい中国古典の楽しみ方。

目次

第1章 リーダーの心得(緊急の際の改革は一気に(大功を成す者は、衆に謀らず)―『戦国策』趙策上
リーダーには才能より見識が大切(才余り有りて…)―蘇軾「賈誼論」 ほか)
第2章 発想を転換する(目の前の事に追われると全体が見えない(獣を逐う者は…)―『淮南子』説林訓
欲望を抑え、落ち着いて考える(梅を望んで…)―『世説新語』仮譎篇 ほか)
第3章 弱みを強みに変える(最低の策が最高の策になることも(大巧は拙なる…)―『老子』四十五章
あれこれしているうちに、人は年を取る(南去北来…)―杜牧「漢江」 ほか)
第4章 心を磨く(眼は心が見ようとしているものを見る(心焉に在らざれば…)―『礼記』大学篇
学ぶことに終わりはない(学は以て已むべからず)―『荀子』勧学篇 ほか)
第5章 自らをいましめる(慎み深い態度が重要(虎尾を蹈み、春冰を渉るが若し)―『書経』君牙篇
俗論は耳に心地よいがあぶない(大声は里耳に入らず)―『荘子』天地篇 ほか)

著者等紹介

加地伸行[カジノブユキ]
1936年大阪生まれ。京都大学卒業。文学博士。大阪大学名誉教授。専門は中国哲学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マギー

2
この本では、中国の古典から引用された言葉が現代の事例に喩えて紹介されている。 現代の政治や社会に対する著者の批判が偏っているようで、引用される言葉との整合性が腑に落ちないことが多々あった。 ただ、「学は以て已むべからず。」の紹介は著者の経験に基づくものだったので納得できた。 もう少し言葉の本来の意味に文章を割いても良かったと感じた。2014/01/14

ふじおか@プログラミング

1
人は、ヘタに望みが叶うと人間は欲ボケになる、つまらない事に熱中し本質が見えていない、意識すると要らぬことをしてしまうなど、自分自身の行いは、なんともゆるい精神で、動いてしまっているのだ。だからこそ、誰も見ていない時こそ、真価が問われるのだ。遊びも、勉強も、仕事も、上手くた付き合って、いかなければならないのだ。2020/09/17

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