内容説明
「農的生活」を実践した藤本敏夫の27歳から晩年までのメッセージに加藤登紀子の書き下ろし「藤本敏夫が残したもの」などを加えた珠玉のエッセー。学生運動から転じ、日本の農業を変えようと「農的生活」を主張し、実践した藤本敏夫。彼が目指したものとは何だったのだろうか?大地に根ざした自立した生き方とは?農業のもつ可能性とは?自らの実践活動から得た農体験のすばらしさを通して、新たな生き方を提示する1冊。
目次
第1章 人間はこの時代に生きられるのか(生産力という神話;自然の破壊 ほか)
第2章 農的幸福論(21世紀型ライフスタイル『農的生活』;自然王国の自給ごっこ)
第3章 僕の少年時代は幸せだった(「現場」に聞け;貧困と幸福の幼年時代 ほか)
第4章 藤本敏夫が残したもの(人生の序章―一九六八‐一九七四;いまここからはじまる革命―一九七四‐二〇〇一 ほか)
第5章 農村回帰の時代―対談 甲斐良治vs加藤登紀子(若者はなぜ農村に向かうのか?;「お金って要らないものですね」 ほか)
著者等紹介
加藤登紀子[カトウトキコ]
1943年ハルビン生まれ。65年東京大学在学中、第2回日本アマチュアシャンソンコンクールに優勝、歌手活動に入る。66年「赤い風船」で第8回日本レコード大賞新人賞受賞。69年「ひとり寝の子守唄」、71年「知床旅情」で、それぞれ日本レコード大賞歌唱賞を受賞。環境問題にも積極的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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