角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 日英同盟―同盟の選択と国家の盛衰

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日英同盟―同盟の選択と国家の盛衰

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044092238
  • NDC分類 210.67
  • Cコード C0121

出版社内容情報

明治維新後の日本が列強入りをした日英同盟、破滅に追まれたドイツとの連盟。軍事外交史研究の泰斗が、日本の命運を決めた歴史的な選択を再検証。同盟国選定の要件と政策の意義から、近代外交の要諦を探る。

内容説明

世界の海を支配する、大英帝国と対等の立場で締結した「日英同盟」。明治維新後まもない日本の国際的な地位を一気に高めて、営々と続けてきた近代化と富国強兵の夢を実現し、念願の列強入りを果たした。しかし、大陸国家のロシアやドイツとの同盟が、日本を破滅の道に追い込んでいった―。軍事外交史研究の泰斗が、日本の命運を決めた歴史的な選択を再検証。同盟国選定の要件と政策の意義から、近代外交の要締を探る。

目次

日朝清三国同盟から日英同盟
日英同盟とイギリスの真意
日英同盟と日露戦争
イギリスの援助
日露戦争後の日英同盟
日本海軍の対英支援作戦
陸軍のヨーロッパ派兵要請と日本
アジア主義と日英中関係
離反する日英両国
ワシントン会議と日英米関係
第二次世界大戦と中国・ソ連要因
第二次世界大戦とドイツ要因
同盟の選択と国家の盛衰

著者等紹介

平間洋一[ヒラマヨウイチ]
1933年、横須賀市生まれ。防衛大学校卒、法学博士(慶應義塾大学)。護衛艦ちとせ艦長、第31護衛隊司令などを歴任し、1988年に退官。防衛大学校教授を経て1999年に退官。軍事史学会顧問、太平洋学会理事、戦略研究学会理事、呉市海事歴史科学館諮問委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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to boy

20
斜め右から見た日本近代外交史。日露戦争に二年前に締結され1923年、主に米国の策略により破棄された日英同盟をいろいろな史実から見直しています。当時の中国は欧米にとって早い者勝ちの美味しいパイ。そこにいつものように抜け駆けするロシアとアングロサクソンでない日本の登場で様々な駆け引きが生れます。アジア、アフリカは欧米のしもべとなるのが当然といった雰囲気がつい百年前までの世界の常識でした。日露戦争後、すでに対日戦争を想定していた米国はすごいですね。外交って複雑怪奇、魑魅魍魎です。2015/09/22

coolflat

15
日英同盟締結における裏の主役がドイツだったというのは面白い。当時、ドイツのヴィルヘルム2世は、3B政策の下、ロシアとバルカンで対決することを避けたがっていた。そこでヴィルヘルム2世は、ロシアの圧力を反対の極東に向けるために、日露戦争を焚きつけた。ロシアのニコライ2世もその気になって満州への南下政策を進めていたが、肝心の日本は慎重であり、さらに伊藤博文を初めとして日露協商を締結しようという動きさえあった。ヴィルヘルム2世は慎重な日本を戦争に駆り立てる国、日本を後押しする国が必要だと考えた。イギリスである。2017/01/17

takam

11
開国後、日本の立ち位置は非常に微妙だった。西洋諸国からの圧力を受けつつ、中国との協力体制を作ることもできず、西洋諸国の力を借りつつ自立の道を歩んだ。そこに強力な助っ人となる英国が現れる。対中、対露政策についての利害関係が一致し、英国が東アジアの治安維持という観点で日本に期待した点もある。日英同盟により日本は近代国家としてのマナーを身に着けた。しかし、第一次大戦により英国も力を失い、日本も英国に対して不信感を持つようになり、日英同盟が潰える。その後の歴史はご存じの通り。2020/03/24

isao_key

10
日清戦争から第二次世界大戦までの日英関係を中心に当時の世界の勢力図を考察する。表に出典先がなく、当時の新聞や報告書が原文で書かれたり、現代語であったりと統一されていない。参考文献もあとがきに「執筆にあたって利用した書籍が非常に多く、紙幅の関係から書ききれないので詳細は次の拙書の註を参考としていただきたい」とあるのみで、研究書の体をなしておらず、かつ自書を宣伝のように6冊も挙げているのはどうかと思う。ただ当時の雰囲気がよく伝わる記述も多くある。義和団の乱での柴五郎をはじめ日本兵の活躍などもっと知ってほしい。2016/07/14

日の光と暁の藍

9
日英同盟締結から第二次世界大戦開戦までを扱う。よくある歴史書が意図してか意図せずにかは分からないが、見落としたり拾い上げない事件や出来事も含めて丁寧に記述しようとする姿勢に好感が持てた。コンパクトにまとまっているにも関わらず、当時の様子を伝える新聞や雑誌、電報などの引用が絶妙で、その時の空気感がよく伝わってくる。とてつもない量の資料を集めていないとこうしたことは出来ない。中心となる日本、英国、米国、ロシア、中国、ドイツだけでなくオーストラリアなどの動向も交えて論じられた本書により、視野が広がった気がする。2020/09/22

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