内容説明
幕末の暮らしを忍藩の下級武士が描いた『石城日記』。家族や友人、寺の和尚や料亭の女将たちと仲睦まじく交わり、書を読んで歌を唄い、食や酒を大いに楽しむ。家族団樂、褌一丁での読書、素人歌舞伎などの描写は、飄々とした作者の人柄がにじみ出ており、思わず吹き出すような滑稽味にも溢れている。封建的で厳格な武士社会のイメージを覆し、貧しくも心豊かな人生を謳歌した下級武士たちの、真の日常生活がわかる貴重な記録。
目次
1 石城の七日間
2 石城たちが暮らした城下町
3 自宅の風景
4 下級武士の友人宅の風景
5 中級武士の友人宅の風景
6 中下級武士の住まい
7 寺の風景
8 酒店と料亭の風景
9 世相と時代
10 ふたたび自宅の風景
著者等紹介
大岡敏昭[オオオカトシアキ]
1944年、神戸市生まれ。熊本県立大学名誉教授。九州大学大学院博士課程(建築学専攻)修了、工学博士。「歴史は現在の問題から遡るべき」という理念のもとに、古代から現代までの日本住宅と中国住宅、およびその暮らしの風景を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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