内容説明
お葬式や法要の時、宗派や名称もよく分からないまま聞くことの多いお経。日本ではどんなお経がよく読まれ、そこに何が書かれているのか。「般若心経」「浄土三部経」「法華経」「光明真言」「修証義」ほか、各宗派の代表的な経典を一冊に完全収録。ふりがな付きの原文と丁寧な現代語訳、専門用語やキーポイントを解説する注釈で、誰にでもよく分かる!経典の由来や仏教の基礎知識も充実。仏前の読経や写経にも使える実用的読本。
目次
第1章 仏教の基礎知識(釈迦の生涯;中道とは何か ほか)
第2章 仏典の基礎知識(お経とは何か;結集―お経の編集会議 ほか)
第3章 日本でよく読まれるお経(般若心経;懺悔文 ほか)
第4章 宗派の特徴と拠り所とするお経(法相宗;華厳宗 ほか)
著者等紹介
瓜生中[ウリュウナカ]
1954年東京生まれ。早稲田大学大学院修了。東洋哲学専攻。仏教・インド関係の研究、執筆を行い現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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西
19
般若心経は笑い飯の哲夫さんの本に触れて少しは知っていたけど、それ以外のお経は全く知らないので興味を持って読んでみた。多いのは仏を礼賛するもので、仏や如来、菩薩はこんなに素晴らしいのだということが書かれており、そこには正直ありがたみというものを感じないのだけど。理解しやすいということもあるけど、仮名交じりで書かれたお経は少し親しみやすいと思える。「御文章 白骨の章」とか、「修証義」とか。2019/06/01
ふくとみん
18
サンスクリット語が源で漢文で書かれたものや和文で書かれたものもあり様々。宗派によって使われるお経が違う。ひとつのお経ですべて解決するわけでもない。やっとまたスタート地点に立ったという気持ちしかない。2024/10/20
フジタ
3
各宗派で読まれるお経をピックアップして解説。そのほか仏教・仏典の基礎知識と各宗派のちょっとした解説までついて、日本の仏教についてしっかりと学べました。2016/07/11
ホシ
3
お経はとっつきにくい、陰気臭いって思う人も多いだろうけど、なぜ2000年も読みつがれてきたのかを考えると、そこには時代を問わない不変的な内容が書かれているからだと思う。正信偈が手元に置けることが嬉しい!2016/01/14
聲
2
わかりやすいです。ほとんど全部の宗派のお経をさわりだけ網羅しているので、今度はうちの宗派の浄土真宗のお経をもうちょっと知りたい。「お文」好きなんだよね。2021/11/25