出版社内容情報
観音菩薩の化身、ダライ・ラマがみずから般若心経の価値と意味を語る! 空、カルマ(業)、輪廻、そして仏教の宇宙観、人間の生と死とは……。日本人に最も愛される経典を理解し、仏教思想の真髄に迫る。
内容説明
有名な「色即是空空即是色」のフレーズ、呪文めいた「ギャテイ ギャテイ ハラギャテイ」の読誦―。ブッタが観音菩薩の口を借りて語ったとされる般若心経。そこにはどんな意味が込められ、この経を唱えることに、一体どんな意義があるのか。「観音菩薩の化身」であるダライ・ラマが、みずから般若心経の価値を語り、仏教の真髄に迫る。経典の根幹を成す「空」という概念を解き明かし、人類が悟りにいたる叡智を説く恰好の書!
目次
第1章 観音菩薩の化身、ダライ・ラマに学ぶ般若心経(呪文のような「漢訳」般若心経;仏陀自身の解釈も時々で異なる ほか)
第2章 ダライ・ラマと読み解く「悟りへの智慧」(なぜ人は「悟る」必要があるのか;輪廻を決定するカルマには優先順位がある ほか)
第3章 般若心経の真髄、「空」とは何か(中国語で読んで陥り易い誤ったイメージ;「空」が先か?「0」が先か? ほか)
第4章 悟りに到る実践法(すべてが克服され、究極の涅槃に到る;衆生の救済のため、この世に止まる菩薩たち ほか)
著者等紹介
ダライ・ラマ[ダライラマ] [Dalai Lama 14]
1935年、チベット北東部、タクツェルに生まれる。2歳のときにダライ・ラマ13世の転生者と認められる。23歳でラサのジョカン僧院でラランパの学位を受ける。1949年の中国のチベット侵攻の翌年、全政治的権限を委任され、1954年、北京訪問、中国の指導者たちと会談。1959年、中国軍の弾圧によって、インド北部のダラムサラに亡命し、チベット亡命政府の元首となる。1963年、「チベット民主憲法の草案」を公布。1987年、「チベットのための五項目和平プラン」を中国へ提案。1989年、ノーベル平和賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tenouji
芋煮うどん
あきら
おくてつ