角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 自分をみつめる禅問答

個数:
電子版価格
¥616
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

角川文庫 角川ソフィア文庫
自分をみつめる禅問答

  • 南 直哉【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 角川学芸出版(2011/12発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 12pt
  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月27日 00時24分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044089023
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0115

出版社内容情報

気鋭の禅僧が「禅問答」で回答! 哲学的な問いから人間の真理に迫る。

生きる意味はあらかじめ存在しない。生きる中から作られるのだ――。人気のカリスマ禅僧・南直哉が、誰もが一度はぶつかる根源的な問いに、「禅問答」のスタイルで回答。人間の真理にせまる画期的な書。

内容説明

「私とはなにか」「生きることに意味はあるのか」「苦しみはどこから生まれてくるのか」―。生について、誰もがいちどはぶつかる根源的な問いに、禅問答スタイルで回答。さらに、仏教の本質に迫る禅の教えから、坐禅の方法までを、ひとつずつていねいに解きあかしてゆく。自分を見つめる手段として、生への問いを投げかけつづけた気鋭の禅僧が、不安定で生きづらい時代に生きる、すべての人たちにおくる、最良の仏教入門。

目次

序章 宗教は必要か?
第1章 自己への問い―「私」の根拠はどこにあるのか?
第2章 「苦」が生み出される仕組み―ブッダ、道元の考察
第3章 「縁起」している「私」―他者と関わることが、生きること
第4章 自己を再建する―自己の土台を築くための坐禅
第5章 自己再建を支えてくれる「因果の教え」
第6章 教えとしての「自己への問い」―仏教は自己を問う者に示す道を持つ

著者等紹介

南直哉[ミナミジキサイ]
禅僧。1958年、長野県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、大手百貨店勤務を経て、1984年に曹洞宗で出家得度。同年、福井県大本山永平寺に入門。2003年まで約20年修行生活を送る。現在、福井県霊泉寺住職、青森県むつ市の恐山菩提寺院代(山主代理)を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

安国寺@灯れ松明の火

7
タイトルから想像するよりもインパクトの大きい内容でした。仏教が提示するのは「自己とは何か」という根源的で答えようのない問いがあることと、その「問い」に対峙するための手段があることであって、その「問い」を一挙に解決する「答え」ではない――自己という存在を意識すればするほど自己ではない何か=「非己」が現れてくる、という感覚を共有できる人は少なからずいると思います。そうした感覚とうまく折り合いがつけばいいのですが、そうでない人にとって、本書は一読する価値があるかもしれません。(続く)2012/12/21

アルカリオン

4
一部要旨▼仏教は宗教であるので「信じる」ことなしには始まらない。但し、信じるとは現世利益を当て込んで取引することでも「教祖」と称する人物に服従することでもない。釈迦の考えた仏教のロジックを基礎として行動することにより自らの「苦」を消滅させることができると「信じる」ことだ▼現代の科学的世界観(物理法則等)は、実証された「正しい」ものであるとされているが、これとて究極的にはそれが正しいと「信じる」人が多数いるという事にすぎない▼科学的世界観を信じるのと同様の意味合いで仏教を「信じて」修行するのが仏教者である。2019/01/03

三上 直樹

4
恐山の副山主・南直哉師による対話形式の仏教入門書と言えば聞こえがいいですが、プッダや道元禅師を超えて、縁起を基軸に非己があるからこそ自己があるとする仏教理解に沿って世間を再構築する試みには難解さがつきまといます。 ここまでの理解にたどりつけるか、私自身に問われている気がします。2017/12/11

道流

3
初期仏教(上座部、テーラワーダ)こそホンモノだと日本の仏教を卑下しまくっていた失礼な私でしたが、ある時、この本の作者である南禅師の写真を見て「うわ、この人多分とんでもない人(褒め言葉)だわ・・・」と思い著書を手に取りました。はい、とんでもない人でした。生きるとはどういうことなのか、死ぬって何?という事がまさに私自身の痛烈な悩みでもありましたので、余計に共感できたのだと思います。そういった問題を抱えている方は一度手に取ることをおすすめします。仏教の、大乗仏教の或いは禅の凄まじさを改めて痛感します。2012/12/24

ひろ

3
会社で働き、ストレスをため、働いて得た金で過剰に消費し、失った分の金を稼ぐためにまた働く。そんな終わりのないループに疑問を持ったところにこの本を読んだ。存在の空虚さを満たすために必要を越えた所有をするが、資本主義経済のエンジンである欲望することによっては自己存在は根拠づけられない。自分という存在は産まれたときから親をはじめとする他者によって根拠づけられており、他者と自己を峻別する言語の機能の働きがあるだけだ。座禅することで言語の働く前のステージに自らを持っていけと筆者は言う。ただただ首肯するしかなかった。2013/07/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4347371
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。