出版社内容情報
気鋭の禅僧が「禅問答」で回答! 哲学的な問いから人間の真理に迫る。
生きる意味はあらかじめ存在しない。生きる中から作られるのだ――。人気のカリスマ禅僧・南直哉が、誰もが一度はぶつかる根源的な問いに、「禅問答」のスタイルで回答。人間の真理にせまる画期的な書。
内容説明
「私とはなにか」「生きることに意味はあるのか」「苦しみはどこから生まれてくるのか」―。生について、誰もがいちどはぶつかる根源的な問いに、禅問答スタイルで回答。さらに、仏教の本質に迫る禅の教えから、坐禅の方法までを、ひとつずつていねいに解きあかしてゆく。自分を見つめる手段として、生への問いを投げかけつづけた気鋭の禅僧が、不安定で生きづらい時代に生きる、すべての人たちにおくる、最良の仏教入門。
目次
序章 宗教は必要か?
第1章 自己への問い―「私」の根拠はどこにあるのか?
第2章 「苦」が生み出される仕組み―ブッダ、道元の考察
第3章 「縁起」している「私」―他者と関わることが、生きること
第4章 自己を再建する―自己の土台を築くための坐禅
第5章 自己再建を支えてくれる「因果の教え」
第6章 教えとしての「自己への問い」―仏教は自己を問う者に示す道を持つ
著者等紹介
南直哉[ミナミジキサイ]
禅僧。1958年、長野県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、大手百貨店勤務を経て、1984年に曹洞宗で出家得度。同年、福井県大本山永平寺に入門。2003年まで約20年修行生活を送る。現在、福井県霊泉寺住職、青森県むつ市の恐山菩提寺院代(山主代理)を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
安国寺@灯れ松明の火
アルカリオン
三上 直樹
道流
ひろ