角川文庫 角川ソフィア文庫
動物と向きあって生きる―旭山動物園獣医・坂東元

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 277p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044088026
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0191

内容説明

ありのままの「いのち」の大切さを伝えたい。動物本来の姿をみんなに見てもらいたい。「野生動物は、家畜やペットとは違う生き物だ」という旭山動物園のゆずれない心をみんなに伝えたい。

目次

第1章 虫の時代、鳥の時代(虫の時代;鳥の時代;獣医になろう;家畜の“いのちを断つ”ということ)
第2章 野生動物との出会い(野生動物はペットじゃない;動物園とは何か?;獣医としてつきあった動物たち)
第3章 行動展示はじまる(エキノコックス症の衝撃;「もうじゅう館」ヒョウの気持ちになってつくった;「ぺんぎん館」水の中を飛ぶ鳥;「あざらし館」アザラシだってすごいんだ;「チンパンジーの森」ぼくのひとつの集大成;動物園でぼくが伝えたいこと)
第4章 野生動物とどうつきあっていくのか(レッサーパンダ風太くん事件;「くもざる・かぴばら館」事件;動物を愛している?;野生動物の保護)

著者等紹介

坂東元[バンドウゲン]
1961年生まれ。旭山動物園副園長・獣医。86年から旭山動物園に勤務。副園長として、動物園全体の運営や施設作り、飼育係の人達をまとめていく他、飼育展示係長や獣医の役割も担っている。動物たちに本当に生き生きと過ごせる空間で生きて欲しいという動物への想いと、どうしたら本当に満足してもらえるかという人間の、両方の視点を大切にした動物園創りを目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

愛奈 穂佳(あいだ ほのか)

5
【ココロの琴線に触れたコトバ】旭山動物園には、信じるところがあり、伝えたいメッセージがある。それは、野生動物は、ペット種でも家畜種でもないということ。野生動物は、すごいんだ!ということ。2015/09/22

hosi25

3
子供にも読みやすいように作られた本ですが、内容はとても深く、読んでいると自然と涙が出てくるようなとても素敵な本です。2010/09/14

asobu

3
動物を通じて培われた死生観は子供が読む本としては重い、重いけれど子供にも読んでもらいたい。個人的には稀に見る名著だと思います。2010/02/15

ともっちママ

2
★★★★☆ 坂東さんが考える、動物園の役割、動物とのかかわり方が丁寧に説明されています。動物に対する思いが率直に語られていて、「野生動物は家畜やペットとは違う」という考え方にとても共感しました。ポリシーをもって動物園をつくり、どんなに有名になってもそれを貫こうとする頑固さは、本当に大事にしてほしいなと感じます。こんなに有名になる前の、ペンギンが2匹で散歩していたころの旭山動物園に行きたかったなあ。2015/01/10

さいうら

2
「かわいい」以外の、動物の見方を教えてもらった。小学生の時に読みたかったなあ。2012/01/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/569317
  • ご注意事項