内容説明
『万葉集』全20巻は、志をもった古代人たちが、自分たちが日本人であることを意識しながら、あるいは無意識ながらも真摯に向き合い、総がかりで生み出した公的で壮大な歌集であった―。4分冊第3巻の本書では、古今相聞往来歌集を収める巻11と巻12、大和圏の長歌の巻13、東国の短歌を集めた著名な巻14、他の巻には類のない2つの長編歌物語集によってなる巻15、異常な因縁に支えられたおもしろおかしい短編歌物語の巻16を収載。
目次
巻第11(旋頭歌―前一二首柿本人麻呂歌集、後五首古歌集;正述心緒―柿本人麻呂歌集 ほか)
万葉集巻第12(正述心緒―柿本人麻呂歌集;寄物陳思―柿本人麻呂歌集 ほか)
巻第13(雑歌;相聞 ほか)
巻第14(東歌;雑歌 ほか)
巻第15(別れを悲しびて贈答する歌十一首;しましく私家に還りて思ひを陳ぶる歌二首 ほか)
巻第16(由縁有る雑歌)
著者等紹介
伊藤博[イトウハク]
1925年長野県生まれ。京都大学文学部卒。文学博士。万葉学の第一人者。2003年10月6日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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