角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 自殺について (新版)

個数:
電子版価格
¥583
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

角川文庫 角川ソフィア文庫
自殺について (新版)

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月05日 19時22分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044086077
  • NDC分類 134.6
  • Cコード C0110

出版社内容情報

自殺(死)について客観的に、ありのままを記した偉大な哲学書を読む!誰もが逃れられない、死(自殺)について深く考察し、そこから生きることの意欲、善人と悪人との差異、人生についての本質へと迫る! 意思に翻弄される現代人へ、死という永遠の謎を解く鍵をもたらす名著。

ショーペンハウエル[ショーペンハウエル]
著・文・その他

石井 立[イシイ タツ]
翻訳

内容説明

「すべての人間の一生は、ある精霊が見ている夢。そして、死は、ひとつの目ざめであろう」。欲望や感情など、無限に溢れ出る人間の「意志」が世界を規定し、その意志を実現できない一切の生は苦しみに満ちている、とした偉大な哲学者が、死について深く考察。そこから善人と悪人との差異、生きることの意欲、人生についての本質へと迫る。意思に翻弄される現代人へ、死という永遠の謎を解く鍵をもたらす名著。

目次

第1部(死によってわたしたちの真の存在は滅ぼされるものではないという説;生の空しさに関する説;この世の悩みに関する説;自殺について;生きようとする意志の肯定と否定とに関する説)
第2部(死によってわたしたちの真の存在は滅ぼされるものではないという説によせて;生の空しさに関する説によせる補遺;この世の悩みに関する説によせる補遺;自殺について;生きようとする意志の肯定と否定とに関する説によせる補遺)

著者等紹介

ショーペンハウエル,アルトゥル[ショーペンハウエル,アルトゥル][Schopenhauer,Arthur]
ドイツの哲学者。1788年、ダンツィヒ(現ポーランドのグダニスク)の豪商の子として生まれる。当初、父の後を継ぐはずであったが、学問への情熱を断ち切れず大学へ進学。主著『意志と表象としての世界』を発表後、ベルリン大学の講師となり、カント哲学を高く評価する一方、同大学のヘーゲルを激しく批判。理性に対する意思の優位性を説き、19世紀末以降の思想・芸術・文学に大きな影響を与えた。1860年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

55
まあ、すごいな~圧巻の一言。ショウペンハウエルは「仏教」と本質的に通じる感性を持っている点、意志という執着の放棄、この世の四苦八苦、生まれてきたこと自体が罰。という考え方が逆になじみやすい。悲観論がここまで昇華されると逆に人生を達観できてしまうのがこの考え方に生への情熱を捨て諦めることから見えてくる新たな地平への不思議な洞察と可能性を感じさせてくれる威力を持つ。2015/07/12

いりあ

20
ドイツの哲学者 アルトゥル・ショーペンハウアーの論文集。彼の代表作"意志と表象としての世界"は哲学に興味を持つと一度は通る道ではないでしょうか。本作は、死について考察を行っており、前半が"パレルガ・ウント・パラリポメナ"から5編、後半が"ノイエ・パラリポメナ"から5編を収録しています。哲学の本は作者の思想の一端を掴むまでがとにかく苦行になりがちですが、本作は巻末の解説が丁寧なので読みやすいかと思います。キリスト教的な西洋の考え方というよりも仏教やヒンズー教などの東洋の考え方を重視しているように感じました。2014/08/28

K(日和)

18
解説が親切。要再読。2014/08/12

ゆう

14
年を経るごとに暮らしやすくなっている。お金に困らず、仕事で社会に貢献している自負もある。病気もせず、精神も安定している。ただ、生きがいというものが欠けている。日々を漫然と過ごす自分を振り返り、これこそショーペンハウアーの言う「生きる意志の肯定」だなと思う。しかし、人はそう簡単に悟りきれるものだろうか。生きる意志を否定した彼自身、自我に満ち、悩み抜いた人間だったのではないか(勝手な想像だが)。自分にはまだ、何かが必要だ。それは目的であり、大げさに言えば、死に場所を見つけることだ。2024/12/01

うえ

8
表題ほどのインパクトはない。「生の快適と享楽とは…消極的なものであり、逆に、苦悩は、積極的なものであるから、或る人の幸福の度は、その生を、どのように喜び楽しんでいるかによって、評価すべきものではなく、その生の苦悩の無さ加減によって、評価すべきものである。従って、動物の運命の方が、人間の運命よりも、遥かに耐え忍びやすいものだと思える」「おそらく、人間にあっては、すべてのことが、過去と未来とのつながりにおいて、考えられる_このことから心配とか恐怖とか希望などが初めてほんとうに生のなかに現われ…強く響いてくる」2017/11/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4920369
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品