出版社内容情報
宮中を始め、高貴な人々が愛でてきた盆栽は、隠居の趣味の領域のものではなかった。文化としての盆栽を、名品の写真とともに、歴史はもちろん、形、見方、飾り方にいたるまでわかりやすくひもとく。
【著者紹介】
1977年、山梨県生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科芸術学専攻、博士後期課程を修了。美術博士。元さいたま市大宮盆栽美術館学芸員。日本近代美術史、茶道史を専門とする。
内容説明
いまや“BONSAI”として世界中に愛好家がいる盆栽。室町時代にはすでに前身の「盆山」が珍重されていた。皇居で育てられている逸品や著名人に愛された名品は、所有者の寿命をはるかに超え、いまなお生き続けている。盆栽好きには垂涎の名品を数多く紹介しながら、その成り立ちや歴史をわかりやすく解説。種類、見方、美意識から、鑑賞には欠かせない器にもふれ、文化としての盆栽を紹介する。近代の盆栽の流れを俯瞰できる、盆栽鑑賞入門の決定版。
目次
第1章 松柏の間
第2章 雑木の間
第3章 樹形の間
第4章 愛好家の間
第5章 盆器の間
第6章 飾り方の間
著者等紹介
依田徹[ヨダトオル]
1977年、山梨県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科芸術学専攻、博士後期課程修了。美術博士。さいたま市大宮盆栽美術館学芸員を経て、現在は遠山記念館学芸員。専門は日本近代美術史、茶道史。『近代の「美術」と茶の湯』(思文閣出版)により、第24回茶道文化学術奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件