出版社内容情報
尾形 仂[オガタ ツトム]
著・文・その他
内容説明
芭蕉の最大の功績は、言語遊戯にすぎなかった俳諧を芸術的な詩にまで高めたことにある。元禄2年(1689)、実際に旅をしてから、『おくのほそ道』の完成までに5年の歳月をかけた芭蕉は、実体験をどのように文学作品へと昇華させたのか。意識的に組み立てられた三角形の構成、作品全体の主題、常に“新しみ”“軽み”を求めた作句精神を追い、その創作の秘密を解き明かす。生涯を俳諧研究に捧げた泰斗が、芭蕉の精神と作品を語る。
目次
第1章 「おくのほそ道」を語る(テーマと構成;歌枕・俳枕;歴史への旅;“軽み”への歩み;人間への愛情)
第2章 野坡本『おくのほそ道』を語る(野坡本『おくのほそ道』の出現;野坡本出現の意義;野坡本に見る芭蕉の推敲意識;笠島・遊行柳・雄島が磯)
第3章 芭蕉を語る(この一筋;百代の過客;五十年の頑夫;枯野の夢)
著者等紹介
尾形仂[オガタツトム]
1920‐2009年。東京文理科大学卒業。東京教育大学教授、成城大学教授を歴任。近世文学、特に俳諧研究で知られ、『蕪村自筆句帳』で読売文学賞、『江戸時代語辞典』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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