角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 芭蕉のこころをよむ―「おくのほそ道」入門

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芭蕉のこころをよむ―「おくのほそ道」入門

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044065133
  • NDC分類 915.5
  • Cコード C0195

出版社内容情報



尾形 仂[オガタ ツトム]
著・文・その他

内容説明

芭蕉の最大の功績は、言語遊戯にすぎなかった俳諧を芸術的な詩にまで高めたことにある。元禄2年(1689)、実際に旅をしてから、『おくのほそ道』の完成までに5年の歳月をかけた芭蕉は、実体験をどのように文学作品へと昇華させたのか。意識的に組み立てられた三角形の構成、作品全体の主題、常に“新しみ”“軽み”を求めた作句精神を追い、その創作の秘密を解き明かす。生涯を俳諧研究に捧げた泰斗が、芭蕉の精神と作品を語る。

目次

第1章 「おくのほそ道」を語る(テーマと構成;歌枕・俳枕;歴史への旅;“軽み”への歩み;人間への愛情)
第2章 野坡本『おくのほそ道』を語る(野坡本『おくのほそ道』の出現;野坡本出現の意義;野坡本に見る芭蕉の推敲意識;笠島・遊行柳・雄島が磯)
第3章 芭蕉を語る(この一筋;百代の過客;五十年の頑夫;枯野の夢)

著者等紹介

尾形仂[オガタツトム]
1920‐2009年。東京文理科大学卒業。東京教育大学教授、成城大学教授を歴任。近世文学、特に俳諧研究で知られ、『蕪村自筆句帳』で読売文学賞、『江戸時代語辞典』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かふ

19
『おくのほそ道』が和歌の歌枕を辿って「修験道」を極める修行の旅だというのは間違いないのだが、もう一つ旅の中で出会った人との交流で培った「軽み」を目指す旅でもあった。「行く春や」で人々と別れ「行く秋」で照応を通して、人生は永遠に続く旅であることを示す。その過程として歌枕を巡って和歌の追悼としての頂点として平泉があり、対照的に三角形をなして上りとして「松島」があると下りに「象潟」があるという構図。その中で自然の変化と人々の変わらぬ生きることの不変、「不易流行」の理念を見出していく。2020/12/13

るい

2
芭蕉のこころをたどることができた。2018/08/10

良さん

0
ようやく読み終えた長かった芭蕉の旅。日常を離れて風雅の道へと旅立った芭蕉の行き着く先はやはり日常だった。さりげない人間同士の付き合いだった。 【心に残った言葉】芭蕉の旅は、単に空間を移動するだけでなく、歌枕を巡礼することによって、日本の風土に刻みつけられた詩心の伝統を反芻し、そこに新しい創造のための源泉を汲もうとする、時間をさかのぼる旅でもあったのでした。(188頁)2018/08/16

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