内容説明
日本の豊かな自然とたおやかな心をまるごと取り込んだ季語。季語を知り、名句を知ることで気持ちも豊かになります。冴返る日々も、日一日と春めいてきて春本番。麗か・長閑・日永・春の月・春の闇・風光るなどの言葉には、春のつややかな風情が感じられ、梅・桜をはじめ、百花繚乱の季節の到来です。的確な解説と秀逸な例句で定評のある第四版に、季節ごとの「行事」「忌日」一覧と、難読季語のクイズをつけてパワーアップ。
目次
時候
天文
地理
生活
行事
動物
植物
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
柏もち
11
山笑う、斑雪、佐保姫、花曇り。季語だけでも美しく豊かな感性を伝えてくれるものもあり読んでいて楽しい。天文や地理に分類される季語の例句は美しいものが多い。例えば金尾梅の門の「はだれ野や満月をとぶ夕鴉」。生活や動物の例句は面白いものが点在する。例えば一茶の「雀の子そこのけそこのけ御馬が通る」。行事に分類される季語は個人的に興味深かった。ただ植物に関する季語は数が多い割に、はっとさせる句が少ない印象。もっともそれは私の知らない植物が多いために、句の味わいを十全に感じられないせいもあると思われる。2018/01/25
Nakako
2
歳時記って、噛めば噛むほど味わいのあるスルメイカみたいですね。最初から最後まで読み通したわけではないので「読んだ本」に登録するのはおこがましいかも知れないのですが。2015/03/17
ゆう
2
あまりに花の知識が無かったので植物園に行ってみたんだけど、全体的に「おもてたんとちがーう」感2013/05/03
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