内容説明
「身分」にがんじがらめの武家社会でもヘッドハンティングがあった?遠山金四郎はほんとうに刺青をしていたのか?金持ちになる本やもてるための本などノウハウ本を庶民は好んで読んでいた!「鬼平」は庶民には人気があったが上司・同僚から嫌われ出世できなかった!「大岡裁き」は、つくり話だった?業界横並びの日本型社会は江戸時代に確立した?教科書では学ばなかったあっと驚く江戸の真実満載の一冊。
目次
事件編(関ヶ原の戦い―豊臣氏と豊臣氏の戦い;紫衣事件―高僧のみが着用を許可された紫色の袈裟「紫衣」をめぐって;島原・天草一揆―生き残りの絵師が見た実相;慶安事件―武断政治から文治政治へ;明暦の大火―首都改造の転機となった大火 ほか)
人物編(徳川家康―江戸幕府の精神的支柱;河村瑞賢―時代のニーズに応え成長した実業家;徳川光圀―継承の正当性が求められた光圀;井原西鶴―町人生活をいきいきと描写して売れっ子作家へ;松尾芭蕉―「俳聖」と呼ばれた芭蕉の意外なお仕事 ほか)
著者等紹介
大石学[オオイシマナブ]
1953年生まれ。名城大学助教授を経て東京学芸大学教授。日本近世史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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