角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 靖国戦後秘史―A級戦犯を合祀した男

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靖国戦後秘史―A級戦犯を合祀した男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044058074
  • NDC分類 175.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

戦後32年間A級戦犯を合祀しなかった宮司の死後すぐ、合祀を秘密裏に決行した宮司がいた。2人の宮司それぞれの思想、時代背景に着目し、事実を裏付ける多くの証言とともに綴る第一級のノンフィクション。

内容説明

戦後32年間合祀に抵抗した宮司と、その死後すぐ、秘密裏に合祀を決行した宮司。あまりに対照的な二人の背後には、どんな事実が隠されていたのか。A級戦犯合祀こそ靖国問題の原点と捉え、「まるでその場にいたかのようだ」と神社関係者を驚かせる綿密な取材で、作為に満ちた“事件”の真相を追う。戦争責任、憲法改正、国家慰霊ほか、戦後日本が抱える諸矛盾と並走して、いまだ議論され続ける「靖国」の本質を抉り出す!

目次

序 騒々しい夏
第1部 A級戦犯を合祀した宮司(皇国護持の三代目;宮司選出の舞台裏;改革の遺産と誤算)
第2部 A級戦犯を合祀しなかった宮司(白い共産主義者;世界平和をめざした靖国)
第3部 戦後の慰霊の行方(揺らいだ合祀基準;千鳥ヶ淵の攻防;「戦後」からどこへ)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うーちゃん

3
「秘史」というタイトルに偽りない内容。靖国神社は敗戦直後、GHQの先手を打って改名しようとしていた▽夏の風物詩「みたままつり」は参拝客や戦死者の遺族の減少をにらんだ生き残り策だった▽A級戦犯の合祀に踏み切った筑波宮司は、神社の国家護持など望んでいなかった--などなど8月15日前後のニュースを読んだり見たりするだけでは分からないエピソードが盛りだくさん。これぞ新聞記者の仕事だ。しかも、毎日新聞とは多くの問題で考え方が違う読売新聞の渡辺恒雄主筆の小論文が巻末に収められている。これも読ませる内容だ。2015/11/19

takao

2
ふむ2023/12/08

サブロウ

2
所謂A級戦犯合祀を行った経緯、松平宮司の来歴から、白い共産主義者と名乗った元皇族の前筑波宮司の思い、占領期初期の戦後靖国の改革案、国家護持法案の舞台裏、千鳥ヶ淵墓苑をめぐる争いなど多岐にわたるトピックを、興味深いエピソードとともに紹介していて面白かった。その靖国の戦後の歩みから、特に戦後初期の奇抜な改革案やリベラル派筑波宮司の考えなどから、靖国のあり方、慰霊施設のあり方について再考させられる。靖国について右派左派問わず表面的な議論ばかりが、国家国民としてどう戦没者を慰霊するのか本質的な議論をすべきだ。2021/09/04

hr

2
靖国神社宮司・松平永芳についての取材記。彼がA級戦犯を合祀した。合祀するに至った彼の歴史認識には疑問。彼の認識の根拠となった平泉澄の「皇国史観」も紹介されている。農民史を否定する平泉の言葉(「豚に歴史がありますか。百姓に歴史がありますか」)は恐ろしい。松平と対比させて、A級戦犯を合祀しなかった宮司である筑波藤麿にも誌面が割かれる。この人物は、旧厚生省側(軍人出身者の多い部署)からの執拗な合祀要求を保留してきた。巻末には渡辺恒雄の「靖国論」。渡辺は、A級戦犯が合祀された靖国への首相の公式参拝を否定している。2016/02/17

tecchan

1
国家護持法案、A級戦犯合祀、首相公式参拝など、靖国神社をめぐる様々な争点をわかりやすく解説している。特に、A級戦犯合祀がなぜなされたのかを、靖国神社宮司から見た経過は、初めて知ったことばかりだっ た。国民誰でもが、純粋な慰霊の気持ちで参拝できる場所であって欲しい。2015/09/10

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