内容説明
「王様のお妃選びはくじ運が決め手」「タバコ好き琉球人。首里城は分煙の先駆け」「琉球王国の公式文書は平仮名」「泡盛は舶来のお酒だった」―。これまであまり知られていなかった独立国家“琉球王国”の姿を、最新の歴史研究とともに大公開。観光ガイドだけではわからない、目からウロコのエピソードの数々。
目次
最新版すぐわかる琉球の歴史
琉球の知られざる肖像(古琉球の名もなき人々;琉球人の名前のつけ方;琉球人のマゲとターバンの話 ほか)
首里城の時代(なんでも3つ;地上に浮かぶ海の船;ヤマト坊主は外交官 ほか)
琉球・沖縄史トリビアの瑞泉(お妃さまの選び方;卵で洗髪!王様シャンプー;拝見!王様の朝ごはん ほか)
著者等紹介
上里隆史[ウエザトタカシ]
1976年生まれ。琉球の歴史研究家。早稲田大学大学院修了。早稲田大学琉球・沖縄研究所招聘研究員。沖縄の歴史をわかりやすく面白く伝える、注目の若手ウチナーンチュ(沖縄人)歴史家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桃水
4
2011/07/05:『目からウロコの琉球・沖縄史』の文庫版とのこと。削られている部分も多々ありますが、加筆されている部分もあり新鮮な感じで読めました。2011/07/05
ピンシヤ
1
今まで想像さえできなかった琉球人の生活について言及されていて面白かった。進貢船にビラビラとたくさんの旗がついているのは無事に生きて帰りたいという強い願いだったことが分かった。海は天候も海賊も怖い。オランダ旗の話は興味深くも「本当かな?」と思ったけどどちらにせよ史実や考古学から想像を膨らませて解釈をしていくのはとても楽しい。2023/11/17
A.KI.
1
オモシロ琉球・沖縄史ということで、わりとゆるく書いているようではありますが、巻頭の「すぐわかる琉球の歴史」だけでも、かなり手早く琉球の歴史が学べてよいと思う。日本と中国の間で絶妙なバランスを保ちながら存続してきたが、それでも飲み込まれてしまったことに歴史の諸行無常を感じる。グスクの石垣に空いた穴、埋められた人骨などまだまだ謎なことも多いんだなあと。沖縄には何度か行ってるけど栄養飲料ミキは知らなかった。ちょっと飲んでみたい…かな。2018/05/17
naoto
1
琉球は本当に日本と中国の間でやってたんだな。日本と中国が両親みたいなもの、とか聞いたことがあるけど、まさにそんな感じなんだな。でも今、沖縄を失うわけにはいかないので、沖縄には配慮した政策を望みます。2017/08/17
ナツメ
1
元島人です(笑)本屋で手にとって立ち読み→間をおいて購入。沖縄に生まれ育っても琉球の歴史って知らない事があるんですよね。意外に強かな琉球。読んでるとなかなか面白くてそうだったんだって納得。2011/08/01