角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 生物にとって時間とは何か

個数:
電子版価格
¥682
  • 電子版あり

角川文庫 角川ソフィア文庫
生物にとって時間とは何か

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年12月05日 22時29分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044052188
  • NDC分類 460.4
  • Cコード C0145

出版社内容情報

生命現象の核心をなす生物固有の時間とは。突然変異を呼び込むDNA複製システムや、未知なるウイルスに備える免疫システムなど、未来を探る生物の姿を紹介。時間の観点から生物学の新たな眺望を拓く根源的生命論!

内容説明

物理化学の法則だけでは理解できない生命現象。その核心をなす生物に固有の「時間」を、これまでの生物学は捉えそこなってきた―。巧妙に突然変異を呼び込み、進化を加速するDNA複製システム。未知なるウイルスを予期し、迎え撃つ免疫システム。遺伝・発生・進化など様々な事例をもとに、「未来」を探る生物の姿を紹介。生命現象の最終法則とは?その探究方法とは?時間の観点から生物学の新たな眺望をひらく、根源的生命論。

目次

第1章 生命現象の「法則」をさぐる(変わりゆく「いのちの時空」―代謝と循環;生命をそのまま描く―オートポイエーシスの構想 ほか)
第2章 生命探究の「方法」をさぐる(自然と人間と科学の関係―K.ポパーの三世界論;生物学者の困難な使命とは?―コトバと同一性 ほか)
第3章 生命進化の「原理」をさぐる(進化論のドグマ―ネオダーウィニズム再批判;何が進化するのか?―生命システムと内部選択 ほか)
第4章 生命がそなえる「時間の形式」をさぐる(生きている物質―時間の非対称性;生命誕生のシナリオ―ルールと布置 ほか)

著者等紹介

池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947年、東京都生まれ。生物学者。現在、早稲田大学国際教養学部教授、山梨大学名誉教授。構造主義科学論・構造主義生物学の立場から、多彩な評論活動を行う。カミキリムシの研究・収集家として著名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件
評価
 

COSMOS本棚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

17
免疫の話や脳の話は面白かったですが、全体的に私には難しかったです。ただ記述は丁寧なため読み進むことはできました。文庫版あとがきは笑えました。2021/05/28

佐島楓

16
この本で「構造主義生物学」なるものが存在することを知りました。むろん、本書に書かれている内容の半分も理解できませんでしたが。でもこういう哲学にコミットする考え方もあるんだな、と面白く思いました。2014/01/15

to boy

12
薄っぺらい本ですがとても難解で半分も理解できませんでした。「構造主義生物学」を提唱する著者の科学的、哲学的な論文です。生命の定義、進化論、生命発生など構造主義の観点から述べられていますが難しい。カール・ポパーの三世界論をうまく使って論を張っているようですが・・・なかなか素人には手に余しました。2014/11/23

bapaksejahtera

9
生物を特徴づけるオートポイエーシス(自己複製と自律的秩序形成)から始まり、免疫システム、次いで同一性に関する認識論と論が進行し、興味深い話題が続くが全体が見えない中、ネオダーウィニズム批判を展開する事で、生物をDNAによる決定論的世界でなく、時間を核心とするシステムとして認識させる論旨が明快となる。古い生物学常識に捕らわれた私の目を覚ます本であった。生物学は地球という狭い世界で成立する学問に過ぎず、物理学こそ宇宙的因果関係が成立する学問なりという物理学者の主張も証明は不能であるという記述は小気味よかった。2022/08/24

シロうさぎ

8
フジTV、人気番組「本間でっか」で人気コメンテーター池田先生の著書。生物の分類・進化の科学的な思考、考察方法について多角的な面から生命哲学として論考していくのですが、「哲学的な表現をすれば正の意見かもしれないが、科学的境地から考察すれば、必ずしも著者の提案は的を射ているとは思えないな・・・」って感じで、著者の意見に賛同はできなかったものの、いろいろ考えられて面白かった。 でも、生物系の知識がないと、ちょっと読むのきついかも・・・。2013/08/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6656634
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。