出版社内容情報
なぜ「わかったつもり」になってしまうのか? 読解の法則について、教育心理学の大家が解説。コミュニケーションを円滑にするために、また文章の「読み」を深めるために、人の認識のクセを徹底解析。
【目次】
第1章 「わかったつもり」を問題にする理由
第2章 読むということ
第3章 「わかったつもり」の原因
第4章 「わかったつもり」からの脱出
第5章 認識を進展させるには
内容説明
一度説明をきいて「わかった」と思っても、あとで人から詳しいことを尋ねられると何も答えられなかったという経験はないだろうか。この「わかったつもり」の状態が、どのようにして存在可能なのか。どうすれば「わかったつもり」の状態から脱出でき、よりよく「わかった」状態になれるのか?人とのコミュニケーションを円滑にするために、また、文章の「読み」を深めるために、教育心理学の大家が認識のクセを徹底解析する。
目次
第1章 「わかったつもり」を問題にする理由(「わかったつもり」はなぜ問題なのか;「わかったつもり」という状態;なぜ、「わかったつもり」になれるか)
第2章 読むということ(文章と読み手;文脈と読み手の知識;文脈のはたらき)
第3章 「わかったつもり」の原因(「わかったつもり」の実際;文脈による意味のねじ曲げ;読み飛ばし)
第4章 「わかったつもり」からの脱出(読めない状態に応じた対応;部分間の矛盾と無関連による脱出;文脈の交換による脱出;文章構成の確認と部分の読みの促進)
第5章 認識を進展させるには(読みが深まらない;指導してはならないこと;確認できることと、確認できないこと;認識進展のダイナミズム)
著者等紹介
西林克彦[ニシバヤシカツヒコ]
1944年、台湾高雄市生まれ。東京工業大学理工学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程中退。宮城教育大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



