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出版社内容情報
「本屋」が時代を作った! 大河ドラマ「べらぼう」考証担当者の人気講義。べらぼうな男<蔦重>を生んだ江戸文化、300年の歴史を徹底解明!
★役人と狂歌師のダブルワーク。天明狂歌の牽引者・大田南畝
★社長・蔦重、「蔦唐丸」と名乗って自ら広告塔となる
★武家も庶民も読んだベストセラー『経典余師』は大人の参考書
★顧客ファースト! 貸本屋、大盛況の影に地道な努力あり
★江戸で刊行の『東海道中膝栗毛』が全国で爆売れした理由
内容説明
べらぼうな男“蔦重”を生んだ江戸文化、300年の歴史を、徹底解明!「本屋」が時代をつくった!大河ドラマ「べらぼう」考証担当者の人気講義。
目次
第一章 近世とはどんな時代だったのか?
第二章 本の文化と近世の文芸ができるまで
第三章 花ひらく本の文化―雅と俗の近世中期
第四章 本屋・蔦屋重三郎の商売―近世中期から後期へ
第五章 新しい読者と本の市場
第六章 江戸の庶民の学びと読書熱
第七章 明治の中の「江戸」とその終焉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わ!
7
めちゃくちゃ面白い本です。副題が「蔦屋重三郎とその時代」と付いているので、NHKの大河ドラマ関連で出版された本だと思うのですが、その目的で読むと、少しあてが外れるかもしれません。全七章で構成されている第四章だけが蔦屋重三郎が主題の話で、それ以外の章は、あくまで「江戸時代」の、本・情報・教育・知識の詳しい歴史となってます。著者は文学部の教授にもかかわらず「文学」否定から入るところも面白い。文学は、あくまで西洋文化のスケールであり、江戸文化を読み解くには難しいそうです。ホント江戸がとても身近に感じる本でした。2025/02/17
Ohe Hiroyuki
2
大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の考証をされた教授の講義が基になって出版された本である▼講義であるため、その言葉使いは軽く、親しみが持てる。本書の良いところは、実際の原典を示し、また原文を記載しているところである。最初は少し読みづらさを感じるかもしれないが、原文を読むことでより体感的な理解が進むはずだ。▼タイトルにあるとおり、本書は江戸時代の「本屋」の歴史であり、「本」の歴史である。江戸時代の出版事業のリアルが垣間見えて面白い内容である。通読することで街の古書店を回り方も少しは変わるはずである。2025/02/17
Go Extreme
1
研究の背景:研究テーマ 過去研究 新視点 社会的文脈 文化的意義 重要性 理論的貢献 理論的枠組み:理論原則 貢献者 適用範囲 影響 関連研究 概念整理 学術的視点 調査方法:方法論 定量分析 定性分析 データ収集 分析手法 研究手順 調査設計 主な発見:研究結果 数値データ 統計分析 実践示唆 目的達成 具体的回答 研究意義 ケーススタディ:事例研究 理論適用 実例理解 分析モデル 具体例 実践応用 検証方法 結論と示唆:研究結論 方向性 社会的影響 提言 論理的根拠 政策応用 未来展望 課題2025/02/28
xxnocari
0
大河きっかけで購入。好色一代男は、確かに有名な作者の有名な作品のわりに内容についてはおぼろげな知識しかなく、知る機会もなく今回この本を読んで初めて原文に触れたのですが、古典の名文句や著名なモチーフがたくさん散りばめられていて、筋も理解しやすくて、解説付きで全文読んでみたい面白さでした。絵解きや大小なんかも初めて知ったしウェブでオープンになってるものを片っ端から見ました。なんとなく知っているようで理解の薄い近世文学や、あまり触れたことのない書籍の流通事情を学べる大変面白い本でした。2025/04/11
細川 カヲル
0
文明開化の1つ手前の時代だから何もかも違うんじゃないのかと思っていたけど、この本を読んでみると案外そうでもなく、現代にも通じる部分がいくつか読み取れたのが非常に興味深い。 文化系の話は歴史の授業でも重要な語句を覚えるだけの事が殆どだったから、重厚な書籍になるほど語りつくせるということに世界の広がりを感じた。書籍だけではなく人々の生活の姿も紐解かれる事もあって、読書がいかに人の生活に密接しているのかも良く分かる。 堅苦しい雰囲気かもしれないが、くだけた言い回しも多くて肩の力を抜きながら楽しめた。2025/03/19