出版社内容情報
国家とは何か。吉本が主著『共同幻想論』で投げかけた問いを読み解くヒントは、講演や短編にあった。国家の原点を家族に求めた「個体・家族・共同性としての人間」「幻想としての国家」、共同幻想を日本歴史の中に具体化した「わが歴史論」「異族の論理」など8編を収める。現代の読者のために、1968年当時の思想状況や時代背景を克明に再現し、今日的な読みの可能性も示した、編者による解説「AI時代の吉本隆明」も収録。
内容説明
国家とは何か。吉本が主著『共同幻想論』で投げかけた問いを読み解くヒントは、講演や短編にあった。国家の原点を家族に求めた「個体・家族・共同性としての人間」「幻想としての国家」、共同幻想を日本歴史の中に具体化した「わが歴史論」「異族の論理」など8編を収める。現代の読者のために、1968年の当時の思想状況や時代背景を克明に再現し、今日的な読みの可能性も示した、編者による解説「AI時代の吉本隆明」も収録。
目次
1(個体・家族・共同性としての人間;自立的思想の形成について;幻想―その打破と主体性;幻想としての国家;国家論)
2(宗教としての天皇制;わが歴史論 柳田思想と日本人;異族の論理)
著者等紹介
吉本隆明[ヨシモトタカアキ]
1924年生まれ。東京工業大学電気化学科卒業。詩人、文芸評論家、思想家。52年に詩集『固有時との対話』を発行。その後、文芸評論活動を開始し、思想家として戦後日本の思想界に大きな影響を与えた。2012年3月逝去
先崎彰容[センザキアキナカ]
1975年、東京都生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業。東北大学大学院文学研究科日本思想史専攻博士課程単位取得修了。フランス社会科学高等研究院に留学。文学博士。現在、日本大学危機管理学部教授。専攻は近代日本思想史・日本倫理思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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