出版社内容情報
宮廷や神宮で、婚礼などの儀式において皇族が纏うきらびやかな裝束。皇室御用達の裝束店として重用されてきた高田裝束店が代々保管してきた生地見本をこのたび初公開! 絢爛見事な職人技の光る織り・染め・刺繍を、細部まで拡大して掲載。大正・昭和の婚礼の儀で実際に皇族が裝束を着用している写真をあわせて掲載し、モノクロ写真からは見えない色鮮やかさを堪能できる。美しい布地に日本の伝統を感じる、豪華なオールカラー文庫。
内容説明
即位礼や婚礼の儀で皇族が伝統的に纏ってきた有職装束。宮内省御用達であった装束店がその貴重な資料を代々継承していた。明治・大正・昭和の宮廷儀礼で宮家の人々が着用した装束は、当時の白黒写真からは想像もつかないほど鮮やかな色彩をしていたのだ。クローズアップによって染織の細部に迫り、その重ねや文様の意味、職人技の粋をオールカラーで浮かび上がらせる。各装束の名称や用途、儀礼や有職の伝統色も解説した決定版。
目次
第一章 装束の調進
第二章 大正の御大礼
第三章 即位礼と大嘗宮の調度
第四章 皇族の婚儀
第五章 さまざまな装束・調度の裂地
第六章 有職の色彩
著者等紹介
八條忠基[ハチジョウタダモト]
綺陽装束研究所主宰。古典文献の読解研究に努めるとともに、敷居が高いと思われがちな「有職故実」の知識を広め、ひろく現代人の生活に活用するための研究・普及活動を続けている。全国の大学・図書館・神社等での講演多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。