角川ソフィア文庫<br> 源氏愛憎―源氏物語論アンソロジー

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角川ソフィア文庫
源氏愛憎―源氏物語論アンソロジー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044007645
  • NDC分類 913.36
  • Cコード C0195

出版社内容情報

成立から千年の時を経て世界文学となった『源氏物語』。現代では押しも押されもせぬ名作として愛読される本書の評価は、時代や評者によって毀誉褒貶があった。紫式部は狂言綺語の罪で地獄に落ちたと説く『宝物集』、愛ゆえに二度現代語訳した与謝野晶子、長すぎると苦言を呈した芥川龍之介、紫式部が和歌を重用した意図を探る馬場あき子……。精読ゆえの論難から読まず嫌いまで、古今それぞれの一家言をめぐる読書史アンソロジー。

内容説明

成立から千年の時を経て世界文学となった『源氏物語』。現代では押しも押されもせぬ名作として愛読される本書の評価は、時代や評者によって毀誉褒貶があった。紫式部は狂言綺語の罪で地獄に落ちたと説く『宝物集』、愛ゆえに二度現代語訳した与謝野晶子、長すぎると苦言を呈した芥川龍之介、紫式部が和歌を重用した意図を探る馬場あき子…。精読ゆえの論難から読まず嫌いまで、古今それぞれの一家言をめぐる読書史アンソロジー。

目次

1 古典篇(紫式部日記(紫式部)
更級日記(菅原孝標女)
無名草子(藤原俊成女)
宝物集(平康頼)
六百番歌合(藤原良経 主催)
源氏物語表白(安居院聖覚)
今物語(藤原信実)
河海抄(四辻善成)
本阿弥行状記(本阿弥光甫)
鳩巣小説(室鳩巣)
本朝列女伝(黒沢弘忠)
紫家七論(安藤為章)
源氏物語玉の小櫛(本居宣長))
2 近現代篇(後世への最大遺物(内村鑑三)
新訳源氏物語の後に(与謝野晶子)
長編小説の研究(田山花袋)
文芸的な、余りに文芸的な(芥川龍之介)
英訳『源氏物語』(正宗白鳥) ほか)

著者等紹介

田村隆[タムラタカシ]
1979年山口県岩国市生まれ。2006年九州大学大学院人文科学府博士後期課程修了。博士(文学)。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けやき

46
源氏物語論のアンソロジー。源氏物語ほどの長い歴史を持つ長編小説になると物語論だけでアンソロジーが組めるのだ。そしてその評価も色々あったというのがよく分かった。2023/11/28

けいこ

33
「愛憎」「源氏物語」の文字を見ただけで購入。思っていたものと全く違ったけれど、とても面白かった。古典から現代の作家まで著作の一部を抜粋し、源氏物語をどう評していたのかを読み解く。物語に心酔している者もいれば、批判している者もいる。谷崎潤一郎が『ちょっと会っただけの女性に、昔から恋焦がれていたなどと言うのが許しがたい』と書いていて、貴方が言う?と笑ってしまった。抜粋文は古典や難しいものもあるが、その前に解説文があるので苦なく読めた。良いも悪いも惹きつける魅力のある物語であるのは間違いない。2024/03/13

双海(ふたみ)

13
紫式部が和歌を重用した意図を探る馬場あき子の文章がよかった。小林秀雄「本居宣長」もいずれ再読したいと思う。2024/04/17

maekoo

10
源氏物語の享受史を簡潔に、しかも知っておくべき重要文献の重要箇所を解り易い簡約な解説とその原文を読める優れた書! 紫式部日記から宝物集・河海抄・玉の小櫛の古典文献から、現代語訳を著した与謝野・谷崎・円地の先人三氏の随筆や所見、芥川・太宰等の文豪や、和辻・折口・湯川等の智の巨人の源氏評も読め源氏物語に関する知的好奇心を刺激してくれます! 時代や人にによって享受する想いや態度が違っている事も俯瞰で知れ、読んでいて源氏物語の面白さと深さを再認識します! 原文脚注等はありませんが先に解説があるので読解出来ます! 2024/01/23

leiaikawa

2
読了。まさに読まず嫌いから二度も訳したおたく(?)まで、さまざまな意見があってそれぞれが面白かった。ウェイリー訳や谷崎訳は読んだことがないので、これから触れてみたいところ。とくに谷崎評のキレキレぶりが面白かったので……。2024/03/18

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