角川ソフィア文庫<br> 中世ラテン語の辞書を編む―100年かけてやる仕事

個数:
電子版価格
¥1,144
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

角川ソフィア文庫
中世ラテン語の辞書を編む―100年かけてやる仕事

  • 小倉 孝保【著】
  • 価格 ¥1,144(本体¥1,040)
  • KADOKAWA(2023/04発売)
  • 【ウェブストア限定】サマー!ポイント5倍キャンペーン 対象商品(~7/21)※店舗受取は対象外
  • ポイント 50pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年07月17日 05時38分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044007515
  • NDC分類 892.3
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「効率を優先する現代社会で、働くことの意味を考えさせてくれる一冊」出口治明(「朝日新聞・書評欄」)

生きているうちに完成をみない仕事にやりがいを感じられますか?
英国で言葉を紡ぎ生きる人々の生き方を通じて文化の豊かな価値を提示し、効率重視の社会に生きる私たちの働き方を問うノンフィクション。

法の支配を定め、民主主義の基本となった「マグナ・カルタ」を正確に読み解くために必要なのが、中世ラテン語辞書。
英国は二〇一三年末、準国家プロジェクトとして『英国古文献における中世ラテン語辞書』を完成。
プロジェクト始動は第一次世界大戦が始まる前年の一九一三年。辞書の完成までに費やされた時間は百年。

新聞社の海外特派員記者として英国駐在した機会を活かし、著者は本書を書き上げた。
ラテン語の言葉の豊かさと歴史、現代日本で辞書を編んで生きる学者や編集者へのインタビューを通じて文化的活動の価値までを描き出すノンフィクション。

内容説明

100年の歳月をかけて、英国で『英国古文献における中世ラテン語辞書』が完成した。市民の言語採取ボランティア「ワードハンター」たちと、英国学士院が総力を結集した成果だった。採算がとれず、生涯で完成を見られない事業へ、参加者はなぜ邁進したのか?特派員記者の著者は関係者を訪ね歩き、日本語辞書の編者にも取材を広げていく。効率優先の現代に“言葉と文化”の意義を探り、日本人の働き方をも問うノンフィクション。

目次

第1章 羊皮紙のインク
第2章 暗号解読器の部品
第3章 コスト削減圧力との戦い
第4章 ラテン語の重要性
第5章 時代的背景
第6章 学士院の威信をかけて
第7章 偉人と奇人
第8章 ケルト文献プロジェクト
第9章 日本社会と辞書
第10章 辞書の完成

著者等紹介

小倉孝保[オグラタカヤス]
1964年滋賀県生まれ。88年毎日新聞社入社。カイロ、ニューヨーク両支局長、欧州総局(ロンドン)長、外信部長、編集編成局次長を経て論説委員。2014年、日本人として初めて英国外国特派員協会賞受賞。『柔の恩人「女子柔道の母」ラスティ・カノコギが夢見た世界』(小学館)で第18回小学館ノンフィクション大賞、第23回ミズノスポーツライター賞最優秀賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クレイン

5
めちゃくちゃ面白い。 こんなに面白く読めたのは久しぶりかもしれない。 辞書を作成するプロジェクトに関わる人の考え方などを丁寧にインタビューして記載してくれている。 登場人物が皆々様とても素敵な人ばかり。 書き手の推測も多いが、普段あまり考えない領域の話が多く楽しめた。2023/12/12

真塚なつき(マンガ以外)

2
帯にもあるし「おわりに」に明言してるのでまあいいけど、中世ラテン語や辞書編纂そのものへの関心はそれほどなくて、それらを材料にして「経済合理性や効率一辺倒のスピード重視な資本主義経済のなかで、時間や効率を超えた楽しみや幸せや文化を築いていくこと」を書きたい本だったので、中世ラテン語辞書への興味から手にとった僕には肩透かしだった。第一章冒頭でジョン王を「この王は大陸の領地を失ったことで「欠地王」「失地王」と呼ばれ」と初歩的なミスをしているし、インタビュイー各位の話は面白かったけど、本としてはなんだかなぁ……。2024/03/26

kim kang yin (김 강인)

1
後半、日本文化への警鐘とかは正直どうでもいいんだけど、ラテン語辞書の編集者との会話は面白かったので、まあ良し。2024/11/15

七六式

1
「100年かけてやる仕事」との副題に偽りのない遠大な辞書編纂の話。この事業の根幹ともいうべき「用例の収集」を担っていたのは多数の一般有志市民だったそうですが、そもそもいつまでに完成させる、という期限があるわけでもなく特に初期の人たちにとっては確実に自分の仕事の成果を見られないのになぜ参加するのか。また出版社にとってもこんな辞書を作って売り上げが見込めるはずもないのになぜ企画が成立するのか。そんな損得の埒外にあるような仕事とは何か、という話題に興味を惹かれる人は楽しめると思います。

mft

1
著者が「僕」という一人称で語り始めるのが邪魔くさい。プロジェクトそのものを見たいのに、プロジェクトから「僕」が感じたことという煙幕を張られてしまう。期待の3割ぐらいの内容だったかな2023/07/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20887132
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品