角川ソフィア文庫 ビギナーズ・クラシックス日本の古典<br> 住吉物語

個数:
電子版価格
¥1,144
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

角川ソフィア文庫 ビギナーズ・クラシックス日本の古典
住吉物語

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月03日 13時16分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044007232
  • NDC分類 913.41
  • Cコード C0193

出版社内容情報

輝くように美しい姫君の幸せを意地悪な継母が妬み、迫害する。苛めを逃れて、都から遠く離れた住吉に隠れ住む姫君のもとへ、霊験あらたかな長谷観音の夢告と琴の音に導かれ、男君の四位少将がやってくる。再会したふたりを待ち受ける結末は――? 『源氏物語』よりもわかりやすく、物語性に富んだ平安時代の傑作『住吉物語』。紫式部や清少納言ら平安貴族たちを夢中にさせた、日本版「シンデレラ・ストーリー」の全文を丁寧に解説。

内容説明

輝くように美しい姫君の幸せを意地悪な継母が妬み、迫害する。苛めを逃れて、都から遠く離れた住吉に隠れ住む姫君のもとへ、霊験あらたかな長谷観音の夢告と琴の音に導かれ、男君の三位中将がやってくる。再会したふたりを待ち受ける結末は―?『源氏物語』よりもわかりやすく、物語性に富んだ平安時代の傑作『住吉物語』。紫式部や清少納言ら平安貴族たちを夢中にさせた、日本版「シンデレラ・ストーリー」の全文を丁寧に解説。

目次

姫君誕生
母宮病死
姫君の悲しみ
姫君成長
姫君引き取り
継母の登場
初時雨
女郎花の露重げ
立ち帰り
筑前の裏切り
男君三の君と結婚
琴の音
甲斐のしらね
嵯峨野逍遙
美人くらべ
嵯峨野の松
松の緑
男君の嘆き
乳母の死
暁の鐘
草葉の露
玉鬘
善知識
入内準備
むくつけ女
縁談
主計助
住吉の尼君
尼君の手紙
露の身
別離
住吉退去
姫君出奔
うす紅葉
住吉の情景
住吉と都―回り舞台
冬籠り
姫君の文
つがはぬ鴛鳶
長谷寺の霊夢
暁の夢
住吉下向
邂逅
契り
召還
浮きたる船
帰京
若君誕生
除目の後
袴着
老いたる大納言
小桂の謎
父娘再会
継母離別
後日譚
大団円
「妻」について
母宮の遺言について
継母と継子
本文異同
「乳母」のいる風景
シグナルとしての琴の音
「藤襲」に注目
「むくつけ女」について
「住吉の尼君」について
「心寄せの式部」について
岩木ならねば
臥しまろぶ

著者等紹介

吉海直人[ヨシカイナオト]
1953年、長崎県生まれ。國學院大學大学院博士後期課程修了。博士(文学)。国文学研究資料館助手を経て、同志社女子大学表象文化学部特任教授。専門は平安時代の物語及び和歌文学(特に『源氏物語』と『百人一首』)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

双海(ふたみ)

13
『住吉物語』の文庫本は本書が初とのこと。私も読者の一人として嬉しく思う。継子苛めの物語としては『落窪物語』も有名であるが、『住吉物語』と比較しながら読むと面白い。たとえば、『住吉』では父が姫君に愛情を注いでいる点や、継母の娘である中の君や三の君が姫君と仲が良い点など、『落窪』と異なる部分がある。『住吉』は『枕草子』『源氏物語』よりも前に成立したが、現在伝わっているテキストは後世の改作であり、原作や古写本も残っていない。研究者泣かせではあるが、見方を変えればそれほど人々に愛されてきた物語とも言えるだろう。2023/12/14

ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪

13
「住吉物語」という古典を最近知って早速ビギナーズで初読み。ある本でも有名な継子譚。「落物語語」みたいで面白かった。女性作家が書いたといわれているから父親の愛情が違う。けど住吉に赴くまでがなかなかじらされた。古典をよく読むようになってから短い古文ならわかるようになったよ~ 2023/11/23

若黎

11
継子いじめのドキドキ感や、シンデレラストーリー感も落窪物語のほうがたぶん強いような気がする。男君も女君も乳母子も泣いてばかりだし、継母以外はみんな良い人っぽいし。ちょっと自分的には、これで十分です、ハイ。 落窪物語の阿漕が心強い味方に見えたのは、そもそも落窪物語は田辺聖子版で読んだからかな。2023/05/16

Ayako Moroi

3
手に取りやすくよみやすい形の『住吉物語』が出版されて嬉しい。『落窪』や『とりかへばや』の人気も根強くあるので、『源氏物語』ほど重くなく、楽しく読める『住吉物語』の人気が高まってほしいと思う。現代の感覚では、皇族の血筋が絶対的なキャラクター造型には違和感があるし(「親ガチャ」どころではない出自の絶対性を痛感する)、せめて『落窪』のように中の君や三の君に誰か良き相手を見つけてあげないのかなあとは思うけれども、当時としては違和感なく読めたのだろう。平安期から連綿と続く改作はこの作品の人気の証でもある。2024/06/30

canabi

0
94ー20232023/12/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20887625
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品