出版社内容情報
道元の著作の一つ、「赴粥飯法」には、仏道修行における食事の意義と作法が述べられている。禅では「さとり」の境地を、日常の営みの中に見出す。そのため、生活の要である「食」は、大事な修行の場でもあるのだ。自らを満たすだけでなく、他者へと想いを向け、心穏やかに生きていくヒントが、ここにはある。道元の意思を説き明かす、やさしい現代語訳と解説に豊富な写真資料を加え、「解題」「道元禅師の生涯」も収録した決定版。
内容説明
道元の著作の一つ、「赴粥飯法」には、仏道修行における食事の意義と作法が述べられている。禅では「さとり」の境地を、日常の営みの中に見出す。そのため、生活の要である「食」は、大事な修行の場でもあるのだ。自らを満たすだけでなく、他者へと想いを向け、心穏やかに生きていくヒントが、ここにはある。道元の意思を説き明かす、やさしい現代語訳と解説に豊富な写真資料を加え、「解題」「道元禅師の生涯」も収録した決定版。
目次
食事と仏法
食事の知らせ
僧堂の入り方(入堂)
席に着く方法(上床)
器の用意(下鉢)
聖僧への食事のお供え
住職の入堂
食器の並べ方(展鉢)
食前のお唱え
施食のお唱え
食事の宣言(喝食)
布施に対するお唱え
給仕の仕方(行食)
給仕の受け方(受食)
五つの想い(五観の偈)
他のものたちへの供養(出生)
粥(朝食)の食べ方
飯(昼食)の食べ方
食器の洗い方(洗鉢)
器を洗った水の処理(折水)〔ほか〕
著者等紹介
石井修道[イシイシュウドウ]
1943年、福岡県生まれ。駒澤大学名誉教授、曹洞宗総合研究センター客員研究員。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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