角川ソフィア文庫<br> 草木とともに―牧野富太郎自伝

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角川ソフィア文庫
草木とともに―牧野富太郎自伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044007096
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報



牧野 富太郎[マキノ トミタロウ]
著・文・その他

内容説明

「植物は人間がいなくても、少しも構わずに生活することができるが、人間は植物がなくては一日も生活することができない」(「牧野一家言」)。近代植物分類学の権威である牧野富太郎は、独学で植物学をおさめ、数多くの新種を発見した。50万点もの標本・観察記録や『日本植物志図篇』『牧野日本植物図鑑』などの著作も残している。94年にわたる生涯すべてを植物研究に棒げた彼の人生に沿って編まれた随筆集。

目次

想い出すままに(幼少のころ;地獄虫;狐の屁玉;寺子屋時代;永沼小一のこと;火の玉を見たこと;佐川の化石;自由党脱退;東京への初旅;狸の巣;三好学博士のこと;池野成一郎博士のこと;破門草事件;イチョウ騒動;矢田部教授の溺死;西洋音楽事始め;ロシア亡命計画;わが初恋;ムジナモ発見物語り;貧乏物語り;すえ子笹;哀しき春の七草;大震災の頃;川村清一博士のこと;桜に寄せて;長蔵の一喝;私の健康法)
自然の中に(石吊り蜘蛛;昆虫の観察;紙魚の弁;盗賊除け;あずさ弓;万葉スガノミ考;シーボルト画像;小野蘭山の髑髏;熱海の緋寒桜;俚謡の嘘;御菜葉考;ニギリタケ;アケビの実;霊草マンドレーク;仰向け椿;ユリ談義;美男かずら;オリーブのこと;不許葷酒入山門;ナンジャモンジャの木;親の意見とナスビの花;用便の功名;秋田ブキ談義;中国の烏飯;スミレ談義;地耳;珍名カッペレソウ;水仙一席ばなし;サフラン渡来考;ヤマノイモ談義;谷間の姫百合;浮き草を眺めて;正月の植物)
牧野一家言(牧野富太郎著書目録;牧野富太郎伝記)

著者等紹介

牧野富太郎[マキノトミタロウ]
1862(文久2)年、土佐(高知県)生まれ。植物分類学者。小学校を中退して、独学で植物学をおさめる。博物学を教えていた永沼小一郎と知り合い、植物学を研究。東京大学教授・矢田部良吉に認められて東京大学に奉職。後年、日本学士院会員となり、文化勲章を授けられた(1957年に追贈)。1957年、94歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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榊原 香織

61
まんたろう、もとい、富太郎博士が亡くなる1年前に書いた随筆集。 凄い博識、ユーモアがありながら、バシバシ間違いを指摘。 ボーよーとしながらも激しい、植物愛。 なんじゃもんじゃの本物は、千葉のある神社のクスノキだって。そうなの~?2023/10/08

びわこっこ

47
友人から、醒ヶ井の梅花藻の写真が送られてきたので、水生植物に思いが及んで、牧野富太郎博士が日本で最初に「ムジナモ」を発見した話を読んでみたくなって、この本に収録されている「ムジナモ発見物語り」を読んだ。京都の巨椋池にも生息していたが、干拓により失われてしまったことを残念に思う。根を持たず、水中に棲む昆虫を栄養とする、食虫植物の「ムジナモ」。NHKドラマ「らんまん」では、矢田部教授に植物学教室への出入りを禁止された時期に、農家大学で写生図をかんせいさせた、という世界的発見の誕生の苦労を思う。2023/07/22

彼岸花

37
時の人、牧野富太郎博士の自伝。植物愛一筋、究極のオタクで、死の直前まで研究に身を捧げた。天真爛漫な性格は、野山を駆け回る少年がそのまま大人になったが、波瀾万丈な人生は、家族をも巻き込み極貧生活へ追いやった。妻の苦労はいかばかりか、計り知れない。権威主義の世の中に抗うように、自分の信念を貫き通した精神には脱帽である。後半は専門的な話で戸惑うので、図鑑を方手に読み進めた方が理解しやすいかもしれない。「ジャガイモは断じて馬鈴薯ではない」ように、植物の命名(当て字)に苦言を呈しているのが印象的だった。2023/07/02

canacona

30
牧野先生は本当に植物が好きだったんだな。こだわりが強く、いつまでも童心を忘れない。何の話題について語っていても最終的には植物の話になり、自分の話になるのがとても魅力的に感じてしまう。だけど、膨大な借金を作り、自分の好きなことしかしない😅周囲の人はたまったもんじゃないだろうと思うけど、それでも目が離せなくて、支えてくれる人が大勢いる。チャーミングな人物。現在当たり前に使われている植物の漢字についても、蓬や桜、薄、欅などなど、本来なら当てるべきではないのは知らなかった。2022/09/13

いっちゃん

23
巻末にあるいとうせいこうの解説を読んで、あぁなるほどと思えました。朝井まかてのボタニカを読んで、牧野は遠くから見る分にはいいけど、家族だときついなと感じていました。いとうせいこうが、牧野の地方での採集旅行はライブツアー、行動が新聞で報告されるような当時の人気者、と書いているのを読み、一種のエンターテイナーだったんだと理解できました。2022/08/16

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