出版社内容情報
猛烈な勢いであらゆるものを吸い込みつづけるブラックホール。
一度のみ込まれたら、光ですらも抜け出すことは決してできないというSFのような天体は、
アインシュタインによって予言され、2015年、重力波の検出で存在が証明されました。
そして2017年、人類は初めてその姿をとらえることに成功しました。
イベント・ホライズン・テレスコープという電波望遠鏡をつなぐ国際プロジェクトが
地球から約5500万光年かなたにあるM87銀河近傍のブラックホールの姿をとらえたのです。
本書は2017年に単行本で刊行された書籍の文庫版ですが、
エポックメイキングとなった2017年の撮影を踏まえ、全面的に加筆修正を行いました。
内容説明
あらゆる物質を吸い込み続けるブラックホール。のみ込まれたら決して抜け出すことのできないSFのような天体は、約100年前、アインシュタインによって実在が予言されていた。そして近年、国際事業「イベント・ホライズン・テレスコープ」により、人類は初めてその姿をとらえることに成功した!そこから何がわかったのか。そもそもなぜ吸い込むのか。多くのイラストを用いて、不思議な天体の魅力とメカニズムを紹介する。
目次
第1章 ブラックホールってなんだろう
第2章 アインシュタインは何をしたの?
第3章 ブラックホールは本当にあるの?
第4章 光り輝くブラックホール?
第5章 大質量ブラックホールはどうやってできたの?
第6章 宇宙の未来はブラックホールだらけ?
著者等紹介
大須賀健[オオスガケン]
1973年、秋田県生まれ。筑波大学計算科学研究センター教授。北海道大学工学部応用物理学科卒業、筑波大学大学院物理学研究科修了。博士(理学)。立教大学理学部助手、理化学研究所基礎科学特別研究員、国立天文台理論研究部/天文シミュレーションプロジェクト助教などを経て、2018年より現職。専門は理論およびコンピュータ・シミュレーションを駆使したブラックホール宇宙物理学。初の著書『ゼロからわかるブラックホール』(講談社ブルーバックス)が第28回講談社科学出版賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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