出版社内容情報
ぽっかり空いた目と口、短い手足、あどけない表情。心が癒やされる可愛らしい造形で、博物館でも大人気の埴輪たち。しかし、古墳を彩る人物・道具・家・動物たちの群像として見ると、王権を巡る「さまざまな物語」が浮かび上がってくる。3世紀中頃から6世紀終わり頃まで、およそ350年にわたり造られた埴輪を、定番の名品から最新の出土品まで紹介。造形美、細部の見方、楽しみ方を第一人者が解説する。カラー図版160点掲載。
内容説明
ぽっかりと空いた目と口、短い手足、あどけない表情。心が癒される可愛らしい造形で、博物館でも大人気の埴輪たち。しかし、古墳を彩る人物・道具・家・動物たちの群像としてみると、王権を巡る「さまざまな物語」が浮かび上がってくる。3世紀中頃から6世紀終わり頃まで、およそ350年にわたり造られた埴輪を、定番の名品から最新の出土品まで紹介。造形美、細部の見方、楽しみ方を第一人者が解説する。カラー図版160点掲載。
目次
第1章 埴輪のうつりかわり(古墳と埴輪のかかわり;古墳のシンボリズム ほか)
第2章 家と器財による館の表現(墳頂部の埴輪群;墳丘裾の埴輪群 ほか)
第3章 人物埴輪群像と王権物語(人物埴輪に託された物語;王の治世とその正統性 ほか)
第4章 守護者の群像(盾を構える異形の男;入れ墨の呪力 ほか)
著者等紹介
若狭徹[ワカサトオル]
1962年、長野県生まれ、群馬県で育つ。日本考古学(主に古墳時代)。明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業。国史跡保渡田古墳群の調査・整備、かみつけの里博物館の建設を担当。高崎市教育委員会文化財保護課課長を経て、明治大学文学部教授。博士(史学)。藤森栄一賞、濱田青陵賞、古代歴史文化賞優秀作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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