出版社内容情報
書き言葉と話し言葉──その違いがわかれば、書ける! ユニークな文章読本
内容説明
日本人は二つの日本語を使い分けている。古来受け継がれてきた日常の「話し言葉」に対し、外国文化を直訳し理解するために作られた人工の「書き言葉」。よい文章を書くには、その決定的な違いを知ることが不可欠だ。句読点や段落の切り方、語感の豊かな言葉選び、文末語の変化が生み出すリズムや余韻―。言文一致という幻想を疑い、ホンネとタテマエの文化的二重構造に切り込む。近代日本語の誕生から解き明かす異色文章読本。
目次
第1章 作られた日本語(翻訳で作られた日本語;翻訳語、翻訳的用語の使われ方;翻訳で作られた日本「文」)
第2章 日本文の二重構造(日本語の二重構造;日本語の国際性)
第3章 句読法の歴史
第4章 日本文と文末語(常体と敬体の混用文体;文末語はなぜ必要なのか;「である」文の表現力;「現在形」としての動詞止め文)
第5章 日本文をどう書くか(難しそうな言葉を警戒する;言葉感覚に欠けた言葉;段落の切り方について;文末に変化を持たせること)
著者等紹介
柳父章[ヤナブアキラ]
1928年、東京生まれ。61年、東京大学教養学部教養学科卒業。翻訳論・比較文化論を専攻し、評論家として活動。桃山学院大学教授をつとめ、同名誉教授。著作多数。2018年、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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