出版社内容情報
難波京・平城京・平安京をはじめ、古代日本の都が置かれた「平野」の実態とは? 段丘、扇状地、三角洲、ラグーン……。地震や火山爆発によって急速に、流水や氷河・風・波浪の浸食や堆積によってゆっくりと変化してきた平野は、人間とどのように関わってきたのか。過去の景観と地形環境を、遺構・遺物や古文献・史料、古地図・地籍図から復原。畿内、大井川、紀ノ川、筑後川を例に、人々の自然への思いや生きざまに迫る。
内容説明
難波京・平城京・平安京をはじめ、古代日本の都が置かれた「平野」の実態とは?段丘、扇状地、三角洲、ラグーン…。地震や火山爆発によって急速に、流水や氷河・風・波浪の浸食や堆積によってゆっくりと変化してきた平野は、人間とどのように関わってきたのか。過去の景観と地形環境を、遺構・遺物や古文献・史料、古地図・地籍図から復原。畿内、大井川、紀ノ川、筑後川を例に、人々の自然への思いや生きざまに迫る。
目次
序章 平野をどうとらえるか
第1章 呼び名の歴史をめぐって
第2章 日本の平野の特異性
第3章 平野は変わる
第4章 段丘と古代の開発
第5章 畿内の盆地群と都京の立地
第6章 大井川扇状地の洪水と住民の知恵
第7章 紀ノ川氾濫原の河道変遷
第8章 筑後川三角洲の水路網と舟運
第9章 ラグーン(潟湖)型平野と古代の港
終章 地域史研究への第三の方法
著者等紹介
日下雅義[クサカマサヨシ]
1934年、徳島県生まれ。立命館大学大学院文学研究科(地理学専攻)修士課程修了。立命館大学文学部教授、徳島文理大学文学部教授をへて、立命館大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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