角川ソフィア文庫<br> 読書と人生

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角川ソフィア文庫
読書と人生

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044005894
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

近代市民精神の発見であると共に、寅彦随筆の転換ともなった「丸善と三越」をはじめ、「読書論」「人生論」「科学者とあたま」「科学に志す人へ」「わが中学時代の勉強法」「『徒然草』の鑑賞」等29篇収録。

内容説明

「科学者になるには自然を恋人としなければならない」(「科学者とあたま」)。科学啓蒙家でありながら、過度に科学を信仰する学徒を警めた寺田寅彦。大患を契機とした彼の随筆の転換であると共に、近代市民精神の発見ともなった「丸善と三越」をはじめ、「読書論(十章)」「人生論(十八章)」「科学に志す人へ」「アインシュタインの教育観」「『徒然草』の鑑賞」「『漱石襍記』について」等29篇を収録。

目次

読書論(十章)
人生論(十八章)
案内者
学問の自由
読書の今昔
わが中学時代の勉強法
科学に志す人へ
科学者とあたま
一つの思考実験
ジャーナリズム雑感
レーリー卿(Lorad Rayleigh)
マルコポロから
アインシュタインの教育観
『徒然草』の鑑賞
人の言葉―自分の言葉
丸善と三越
鸚鵡のイズム
浅草紙
春寒
『左千夫歌集』を読む
『氷魚』を読みて
『地懐』を読みて
『あらたま』雑感
藤原博士の『雲』
『芭蕉連句の根本解説』に就て
岡田博士の『測候瑣談』
科学的文学の一例
『ギリシャとスカンディナヴィヤ』
『漱石襍記』について

著者等紹介

寺田寅彦[テラダトラヒコ]
1878~1935年。東京生まれ、高知県で育つ。東京帝国大学物理学科卒業。理学博士。東京帝国大学教授、帝国学士院会員などを歴任。東京帝国大学地震研究所、理化学研究所の研究員としても活躍。物理学者、随筆家、俳人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

55
学校を卒業したばかりの秀才が先生になって講義をするととかく講義がむつかしくなりやすい(23頁)。学問の研究は絶対自由でありたい(49頁)。自分は田舎の独り子でなんの苦しみもなく暢気に育てられた方である(76頁)。 頭のよい人は、あまりに多く頭の力を過信する恐れがある(93頁)。頭がいいと思い利口だと思う人は先生にはなれても科学者にはなれない(96頁)。2021/12/16

Tenouji

18
寺田寅彦は、いい。たまに読むと、デトックスされる感覚がある。あ、思考の垢のデトックスねw。読後、言葉と心の関係が、なめらかになるんです。2021/06/19

surucucu

11
科学に志す人へ、科学者とあたま、レーリー卿などの科学関連の話が興味深く読めた。寺田寅彦が人の歌集を評した本文よりも、巻末の角川源義氏による寺田寅彦への解説のほうがおもしろかった。丸善と三越、一つの思考実験も考えさせられることが多く面白かったが、岩波の随筆集と被ってしまったのでちょっぴり損した気分。買い揃えるならどちらかにしないといけないか2021/02/28

エムパンダ

7
寺田寅彦初読。大正~昭和初期の随筆集ながら、令和の現代でも色褪せない論ばかり。最近徒然草を読んだので、「『徒然草』の鑑賞」はおもしろく読めた。読書論・人生論の他に科学についての考察、句集の評論など29篇入り、1950年刊行本を底本にして字体等を読みやすく令和2年に出版されている。他の随筆集にも触れてみたい。2021/04/02

あんどうれおん

4
優しい学者が遺した、幅広いジャンルの随筆。百年先を見通したかのような卓見が随所に光る、素敵な一冊です。掌編の集合であり、重厚な作品集でもあると感じました。それでも、解説を読む限り、ほんの一部を編纂した体裁のようですね。著者は本当にすごい人だと思います。2021/06/21

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