出版社内容情報
「科学の世界は国境の向うから文学の世界に話しかける」(「文学と科学の国境」)。日本の伝統文化への強い愛情を表した寺田寅彦。芭蕉連句を映画のモンタージュ構成や音楽の楽章に喩えるなど、ジャンルを越えて芸術の本質に迫る眼差しをもっていた。科学者としての生活の中に文学の世界を見出した「映画芸術」「連句雑俎」「科学と文学1」「科学と文学2」の4部構成。
内容説明
「科学の世界は国境の向うから文学の世界に話しかける。その語は吾々にいろいろのことを考えさせる」(「文学と科学の国境」)。日本の伝統文化への強い愛情を表した寺田寅彦。映画のモンタージュ構成を芭蕉連句に喩えるなど、ジャンルを超えて芸術の本質に迫る眼差しをもっていた。科学者としての生活の中に文学の世界を見出した「映画芸術」「連句雑俎」「科学と文学1」「科学と文学2」の4部構成。
目次
映画芸術(映画芸術の特異性;映画の成立 ほか)
連句雑俎(連句の独自性;連句と音楽 ほか)
科学と文学1(科学者と芸術家;文学の中の科学的要素 ほか)
科学と文学2(言葉としての文学と科学;実験としての文学と科学 ほか)
著者等紹介
寺田寅彦[テラダトラヒコ]
1878~1935年。東京生まれ、高知県で育つ。東京帝国大学物理学科卒業。理学博士。東京帝国大学教授、帝国学士院会員などを歴任。東京帝国大学地震研究所、理化学研究所の研究員としても活躍。物理学者、随筆家、俳人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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