角川ソフィア文庫<br> 日本人のための第一次世界大戦史

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角川ソフィア文庫
日本人のための第一次世界大戦史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 544p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044005795
  • NDC分類 209.21
  • Cコード C0122

出版社内容情報



板谷 敏彦[イタヤ トシヒコ]
著・文・その他

内容説明

日本人はこの戦争の重要性を知らなすぎる―。欧米では“The Great War”と称される第一次世界大戦。その実態を紐解くと、覇権国と新興国の鍔迫り合い、急速な技術革新とグローバリゼーションの進展など、WW1開戦前夜と現代との共通点が驚くほどに見えてくる。旧来の研究の枠を超え、政治・経済・軍事・金融・メディア・テクノロジーなどの幅広い観点から、戦争の背景・内実・影響を読み解く、日本人のための入門書。

目次

戦争技術の発達
国民国家意識の醸成
兵器産業の国際化と戦艦
世界から見た日露戦争
20世紀の新しい産業
第一次世界大戦勃発
日本参戦
戦線膠着
戦争の経済
消耗戦の中で
新兵器の登場
終戦へ
戦後に残されたもの

著者等紹介

板谷敏彦[イタヤトシヒコ]
1955年、兵庫県西宮市生まれ。作家・コラムニスト。関西学院大学経済学部卒業後、石川島播磨重工業入社。その後、日興証券に入社し、ニューヨーク駐在員・国内外の大手証券会社幹部を経て、2006年にヘッジファンドを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

77
雑誌「エコノミスト」に連載されていたものをまとめたもので、いわゆる金融資本主義から帝国主義時代に入るあたりから書き起こしている。兵器の進歩や日露戦争もかなり詳しく、またその頃成立したとされる地政学の理論もダイジェストで紹介する。そして大戦自体は経済的側面は多くの図版を用いて解説、わかりやすい。また、ヨーロッパ人の著者のものに比べ日本の関わりについてもかなり詳細に書かれていて、表題に偽りなしだ。ただし戦争に至るプロセスは他の優れたものの方が深い。一部首をかしげる記述もあるが、入門書としては適当と思った。2023/11/29

Panzer Leader

57
高校の歴史の授業だと日本の近代史は明治維新、日清・日露戦争、そしてWWⅡとの流れでWWⅠはエアポケットのような存在であったと自分は記憶していた。しかし本書を読むと日露戦争にWWⅠの遠因があるとか日本の艦隊が北米や地中海に進出していたとかで目からウロコの思いだった。この戦争の内実を政治・軍事・技術開発観点からは勿論の事、証券業界出身の著者らしく経済・金融の点からも鋭く考察した好著。2022/04/30

ロビン

17
WWⅡで210万人の戦死者を出した日本だが、WWⅠでは415人であり、おおよそ5000分の1である。主戦場が欧州であったこともあり、確かにWWⅡより日本人の記憶に残っていないと思う。一方でフランスやイギリスはWWⅠの方が戦死者が圧倒的に多いと。シュルレアリスムを標榜した若者たちが怒りをもって戦後を迎えたのも納得である。本書は蒸気機関や電信、鉄道、ディーゼル・エンジン、戦車、Uボートなどの技術面での発展や新兵器、「シュリーフェン・プラン」などの戦術面、金本位制などの経済面等多角的に著述してある。名著と思う。2025/06/13

YT

15
あまり詳しくない第一次世界大戦史を読む。 兵器、電信、鉄道などのテクノロジーの進歩は、苛烈な戦争に軍事転用されていく。 兵器に金をジャブジャブ使う感じ、今の価値観で語ってしまい申し訳ないが、資源がもったいなさすぎる。もちろん人間の命もだ... 「楽観的な態度による戦争の忘却は、いつでも我々を戦争に引きずり出す可能性がある。」という点は我々が戦争を忘れてはいけない教訓になっている。 ナチスへの足音、クルド人差別、パレスチナ問題、中国の反日感情 などの大きな歪みを後世に残す事になっていたとはね...2024/03/21

ひーじー

15
4.5/5 日本人にとってはどちらかと言えばマイナーなイメージのある第一次世界大戦ですが、本書では、そこに至るまでの経緯、戦時中の動向、戦後に残された課題まで詳細に説かれていて、とても面白く読みました。軍事はもとより、外交と内政、科学技術、社会や世論などの多岐にわたるジャンルを、深く掘り下げて丁寧に解説しています。特に著者の専門畑である経済・金融は、私が最も苦手な分野ですが、実にわかりやすかった。二次大戦は一次大戦のリベンジ、もしくは発展型に過ぎず、一次大戦こそ近代と現代の分水嶺であったのかもしれません。2023/02/16

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