出版社内容情報
武士の時代の幕開けを告げる物語
総ふりがなつきの原文、現代語訳、やさしい解説とコラムですらすらわかる! 貴族の時代から武士の時代へ、英雄譚と悲劇をダイジェストで読む。
●日下 力:1945年、新潟県佐渡生まれ。文学博士。早稲田大学文学学術院教授。主な著書に『保元物語 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫)、『平治物語の成立と展開』(汲古書院)、『平家物語の誕生』(岩波書店)、『いくさ物語の世界‐中世軍記文学を読む』(岩波新書)、『平家物語大事典』(東京書籍)、『中世尼層 愛の果てに』(角川選書)などがある。
内容説明
『平家物語』とともに琵琶法師によって語り継がれた軍記物語の名作を、総ふりがなつきの原文、現代語訳、やさしい解説とコラムで丁寧に読み解く入門編。鳥羽上皇崩御後の皇位継承問題を発端に、皇室・摂関家・武家が骨肉相食む戦いを繰り広げた保元の乱。続く平治の乱では、上皇となった後白河院のもと争いが続き、反乱軍を鎮圧した平清盛が覇権を握る。人々の栄枯盛衰と新しい武家の時代の幕開けをダイジェストでたどる決定版。
目次
『保元物語』(保元の乱とは;物語の世界;崇徳院方の臨戦態勢;超人的な源為朝;左大臣藤原頼長、為朝の夜討ち進言を一蹴 ほか)
『平治物語』(平治の乱とは;物語の世界;乱勃発の知らせ、清盛のもとへ;藤原光頼、信頼を辱める;弟惟方への訓戒 ほか)
著者等紹介
日下力[クサカツトム]
1945年、新潟県佐渡生まれ。博士(文学)。早稲田大学文学学術院教授を経て、名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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