角川ソフィア文庫<br> 印象派の歴史〈下〉

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角川ソフィア文庫
印象派の歴史〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044004842
  • NDC分類 723.05
  • Cコード C0171

出版社内容情報

1874年春、ついに第一回「印象派展」が幕を開けた。自然や都市への新たな眼差しを共有する若き画家たちが自らつくり上げるグループ展――それは事件だった。観衆の戸惑い、嘲笑、辛辣な批評の一方で、のちの近代美術史に刻まれる数々の名作が産声をあげていく。カフェでの激論、支援者の拡大、仲間の死、そしてゴッホ、ゴーガン、スーラら次世代への継承。全八回の印象派展を丹念に辿る通史の決定版。詳細な文献目録を収録。

内容説明

1874年春、ついに第一回「印象派展」が幕を開けた。自然や都市への新たな眼差しを共有する若き画家たちが自らつくり上げるグループ展―それは事件だった。観衆の戸惑い、嘲笑、辛辣な批評の一方で、のちの近代美術史に刻まれる数々の名作が産声をあげていく。カフェでの激論、支援者の拡大、仲間の死、そしてゴッホ、ゴーガン、スーラら次世代への継承。全八回の印象派展を丹念に辿る通史の決定版。詳細な文献目録を収録。

目次

第9章 一八七三‐一八七四年
第10章 一八七四‐一八七七年
第11章 一八七七‐一八七九年
第12章 一八八〇‐一八八三年
第13章 一八八三‐一八八五年
第14章 一八八六年
第15章 一八八六年以降

著者等紹介

リウォルド,ジョン[リウォルド,ジョン] [Rewald,John]
1912年ベルリン生まれのユダヤ系ドイツ人。美術史家、作家、キュレーター。32年にパリのソルボンヌ大学に入学し、36年に博士論文『セザンヌとゾラ』を出版。ナチスの台頭によって亡命者として渡米し、43年よりニューヨーク近代美術館顧問として様々な展覧会を企画する。プリンストン大学、シカゴ大学を経て、71年よりニューヨーク市立大学教授。セザンヌなど印象派研究の権威として多くの著作がある。94年没

三浦篤[ミウラアツシ]
1957年、島根県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はフランス近代美術史、日仏美術交流史

坂上桂子[サカガミケイコ]
東京都生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専門は美術史、モダンアート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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みこ

17
時は19世紀後半、社会で評価されない彼らは遂に決起する。しかし、彼らのリーダーになるはずの男は彼らと一定の距離を保つなど早々に生みの苦しみを味わう。それでも世間の評価を勝ち取るのだが、それはリーダーのまさかの造反という彼らの志に新たな雲行きを与える。彼らの栄光の時期は思われている以上に短い。しかし、時を超え彼らは平成令和の日本で莫大な支持を得ている。一匹狼を貫くもの、最後まで忠義を通すものなど個性あふれる彼らの人間性もまた魅力の一つだろう。人は彼らをこう呼ぶ。しんせんぐ・・・違った「印象派」と。2019/11/21

ラウリスタ~

11
印象派について学ぶ上では必読本。リウォルドはパリ四大学でセザンヌについての博論をフランス語で書いた後、ナチスを逃れアメリカへ、英語で『印象派の歴史』を1946年に出す。そのせいか、英語版を読んでみると、語彙が妙にフランス語っぽい。さて、印象派を美術を改革した英雄たちとして讃える、物語的に面白い本でもある本書だが、いや本当に情報量がすごい。その後のあらゆる印象派画家物語のネタ本。もちろんその後70年間の美術史研究では、資料(手紙など)に語らせる「素朴実証主義」は批判されるらしいが、にしてもまずは読まないと。2022/12/31

chisarunn

6
下巻の感想を書くのを忘れていたので上巻の時何を書いたか忘れてしまった。とにかく全体を通して言えることは、それぞれのキャラが立った(この言い方は便利だ)人たちが、集まり、仲良くなり、もめて離れ、また引き寄せられるように集うそのありさまが、まさしく小説より面白く描写されていると言うことだ。もちろん、資料のミスとかはあるだろうが、これが全部事実なのだから本当に人間って面白い。アートに関わる人たちだからってわけじゃないだろう。人間、その愛すべき生き物よ。2021/07/31

ユビヲクワエルナマケモノ

2
下巻は1873年から最後の印象派展が開かれる1886年、そして巨匠達の最後まで。本書もまた印象派の画家達の集合画ともいうべき一つの絵画の趣がある。画家達がバラバラに描かれることなく、各自の交流や対立がどのように印象主義運動を展開させていったのか、息もつかせぬ叙述だ。私は本書の中心軸は誰かと聞かれれば、ピサロだと思う。ゴーガンのノートの一節がそれを物語っている。「彼(ピサロ)はいわば、みんなを見たのだ!それもいいのでは?みんなも彼を見たが、否定した。だが、彼は私の師の一人であり、私は彼を否定しない」2021/10/28

tetsuya

2
今まで読んだ印象派関係の本の中で一番楽しく読めて為になった2020/01/05

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