角川ソフィア文庫<br> 至高の十大指揮者

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角川ソフィア文庫
至高の十大指揮者

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  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784044004750
  • NDC分類 762.8
  • Cコード C0173

出版社内容情報

 本書は「同じ曲でも指揮者によってどう違うのか」といった演奏比較を目的とした本ではない。もちろん、演奏を聴いていただきたいので、それぞれのCDを何点か紹介していくが、名盤ガイドではない。ネット時代のいまは、検索すればたいがいの演奏家の曲がすぐに見つかり、タダで聴くことができる。それがいいのか悪いのかは別として、かつてのような、「この曲はこの人の演奏」「この指揮者ならこの曲」という名曲名盤選びは必要なくなった。

 したがって、演奏比較、その特色の解説といった観点ではなく、その指揮者がどのようにキャリアを積み上げ、何を成し遂げたかという人生の物語を提示する。

 指揮者ごとの列伝なので、それぞれの章は独立しており、興味のある人物から読んでいただいてかまわないが、それぞれの物語にほかの指揮者が脇役として登場することも多いので、第一章から順に読んでいただいたほうが、通史としてわかりやすいかもしれない。

(本書「はじめに」より引用)

<目次>
第1章 「自由の闘士」アルトゥーロ・トスカニーニ
第2章 「故国喪失者」ブルーノ・ワルター
第3章 「第三帝国の指揮者」ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
第4章 「パリのドイツ人、ボストンのフランス人」シャルル・ミュンシュ
第5章 「孤高の人」エフゲニー・ムラヴィンスキー
第6章 「帝王」ヘルベルト・フォン・カラヤン
第7章 「スーパースター」レナード・バーンスタイン
第8章 「無欲にして全てを得た人」クラウディオ・アバド
第9章 「冒険者」小澤征爾
第10章 「革新者」サイモン・ラトル

内容説明

「三大指揮者」と称されたトスカニーニ、ワルター、フルトヴェングラーからカラヤン、バーンスタイン、ムラヴィンスキーを経て、現代の巨匠ラトルまでの大指揮者列伝。無数の指揮者のなかから、地域・時代のバランスを考慮しながら10人を選び、どのようにキャリアを積み上げ、何を成し遂げたかという人生の物語を提示する。師弟、先輩・後輩、友人、ライバル…。相互に関連する著名な世界的指揮者たちの人間ドラマ。

目次

第1章 「自由の闘士」アルトゥーロ・トスカニーニ
第2章 「故国喪失者」ブルーノ・ワルター
第3章 「第三帝国の指揮者」ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
第4章 「パリのドイツ人、ボストンのフランス人」シャルル・ミュンシュ
第5章 「孤高の人」エフゲニー・ムラヴィンスキー
第6章 「帝王」ヘルベルト・フォン・カラヤン
第7章 「スーパースター」レナード・バーンスタイン
第8章 「無欲にして全てを得た人」クラウディオ・アバド
第9章 「冒険者」小澤征爾
第10章 「革新者」サイモン・ラトル

著者等紹介

中川右介[ナカガワユウスケ]
作家、編集者。1960年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。出版社勤務の後、アルファベータを設立し、代表取締役編集長として雑誌「クラシックジャーナル」ほか、音楽家や文学者の評伝や写真集の編集・出版を手掛ける(2014年まで)。その一方で作家としても活躍。クラシック音楽への造詣の深さはもとより、歌舞伎、映画、歌謡曲、マンガなどにも精通。膨大な資料から埋もれていた史実を掘り起こし、歴史に新しい光を当てる執筆スタイルで人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ムーミン2号

8
10人の指揮者について、それぞれの両親のことや、生い立ちから音楽に、指揮に目覚める頃、そして世界に指揮者として認められる瞬間から、その後の華々しい活躍、そして死を迎えるまでがわりと淡々と記述されている(もちろん、ご存命の方は死亡時の記述はない)。特に第一次および第二次世界大戦の間に活躍したトスカニーニ・ワルター・フルトヴェングラーそしてカラヤンの間で絡み合うような糸、ミュンシュのフランスとドイツの狭間での揺れなどは戦争を抜きには語れないものだ。芸術以外の様々な要素が指揮者の人生に大小の影響を及ぼしている。2022/05/16

コチ吉

8
簡潔にして要を得た文章。音楽的な内容には敢えて踏み込まず、淡々と音楽家としての人生を綴る。もう望めない事だが、ワルターのモーツァルトオペラのステレオ録音、フルトヴェングラーのパルジファル全曲、ムラヴィンスキーのマーラー9番、カラヤンのショスタコーヴィチ15番などは聴いてみたかった。2021/02/25

スプリント

7
名は知っている指揮者ですが、その生涯は詳しく知りませんでした。若くして大成し、老年になるまで一線で活躍し続けた指揮者の人生を垣間見ることができました。2020/03/28

ないとう

5
トスカニーニからサイモンラトルまで。20世紀に活躍した十大指揮者の物語を淡々と語る本。特に前半の何人かは現代史との関連も興味深く、面白かった。昔の音楽家の政治的な存在感は今とは全く別物のように感じられる。 にわかクラシックファンなので曲目等はよくわからないものも多かったけどこれから一人一人をもう少し掘り下げて読んだり聞いたりしてみたい。オーケストラの演奏会に行きたくなる一冊でした。2022/05/07

えりべる

2
面白かったー!!! オーケストラの指揮者たちが、こんなにも濃密に欧米の歴史と関わっていたとは知らなかった。トスカニーニ、ワルター、フルトヴェングラーの3人の物語は、さながら一編の映画を観ているかのよう。あまりにもドラマチックすぎる。それほど、第三帝国の落とした影は大きい。ムラヴィンスキーと共産党のつながりも興味深かった。 指揮者たちとともに自分も世界中を巡った気分になった。20世紀以降の作曲家にはあまり触れる機会がなかったので、ラトルとバーミンガムの録音でも聴いてみよう。2020/11/07

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