内容説明
一ページに一句。口語訳と解説で味わう不朽の名句。名言抄、年譜、初句・季語索引を付す必携版!
目次
寛文・延宝・天和年間(十九歳‐四十歳)
貞享年間(四十一歳‐四十四歳)
元録元年‐二年(四十五歳‐四十六歳)
元禄三年‐四年(四十七歳‐四十八歳)
元禄五年‐七年(四十九歳‐五十一歳)
著者等紹介
松尾芭蕉[マツオバショウ]
1644‐1694年。江戸時代前期の俳人。伊賀上野に生まれ、武家奉公をしつつ俳諧になじむ。江戸で宗匠となり、晩年の10年間は旅と庵住を繰り返しつつ、俳諧の革新を成し遂げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
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クプクプ
75
面白かったです。国語の授業で習った句や、父から教わった句がありました。松尾芭蕉の句は有名なものが多いと改めて知りました。私は自然観察に興味があるので、その分野に関係した句に触れると、松尾芭蕉の時代の閑古鳥とは現在のカッコウのことだそうです。現在の秋の鳴く虫の蟋蟀(コオロギ)も、当時は、きりぎりす、と呼んでいたそうです。私は幼少の頃から、自然が好きで、生きものの名前をカタカナで覚え、自然観察のベテランだと錯覚していましたが松尾芭蕉の句を読んだ後、たかだか50年の経験しかない初心者だと気づく読書になりました。2024/03/20
あや
30
昨日10月12日は芭蕉忌でした。何か芭蕉の本を、と思って積読の山から取り出した1冊。少し前に読んだ高浜虚子の俳句入門書に古い名句を読むべし的なことが書いてあった。俳句を実作しない人にも読まれてほしい名句の詰め合わせのような1冊。付箋をつけながら読んだ。これは中学生の課題図書にしてほしいくらい。俳句や短歌ってもっと市井の人々が気軽に親しく楽しめる文学であってほしい。新聞歌壇や俳壇がもっと盛り上がってほしい。巻末に芭蕉の名言集的なものも付属していてそちらも読みごたえあり。俳句っていいものですね、とあらためて。2024/10/13
Sheena
2
★★★☆☆ 解説が簡潔で分かりやすく、初心者でも楽しめた。2023/01/27
知降 星人
2
「馬をさえ ながむる雪の 朝かな」 「おもしろうて やがて悲しき 鵜舟かな」 「此の道や 行く人なしに 秋の暮」2022/05/13
ロバーツ
1
芭蕉の入門書に最適。2023/12/21