出版社内容情報
坐禅とはなにか。その本質に迫る名著が待望の文庫化!17年半にわたってアメリカのマサチューセッツ州ヴァレー禅堂で住持をつとめた著者が、道元禅師の言葉を引用しながら、わかりやすくその心を解説。
さらに骨格や身体のしくみから坐禅の方法を詳説し、坐禅に関するあらゆる疑問に明確な答えを与えてくれる。坐禅に興味があるすべての人の必読書。
さらに、各章に付随した 臨済宗僧侶、整体、ヨーガ、気功、身体感覚の指導者との対談が深みを添えている。
藤田 一照[フジタ イッショウ]
著・文・その他
内容説明
ここではない「どこかに至る」ことや、現在の自分と違う「何かになる」ことではなく、徹底的に「くつろいで」、自ずから「自己に深まっていく」。求めて得たものは必ずいつか失われる。求めない豊かな世界を開いてくれるものこそが自己の正体としての坐禅である。呼吸法でもなく、瞑想でもない。武道やヨーガ、野口体操などの知見を取り入れながら、平易な語彙と言葉づかいで、多方面から只管打坐の坐禅に迫る唯一無二の入門書。
目次
序講 帰家穏坐としての坐禅
第1講 坐禅は習禅にあらず
第2講 正身端坐の坐禅
第3講 尽一切と通い合っている坐禅
第4講 活溌溌地の坐禅
第5講 結果自然成の坐禅
著者等紹介
藤田一照[フジタイッショウ]
1954年、愛媛県生まれ。東京大学教育学部教育心理学科を経て、大学院で発達心理学を専攻。院生時代に坐禅に出会い深く傾倒。28歳で博士課程を中退し禅道場に入山、29歳で得度。33歳で渡米。以来17年半にわたってマサチューセッツ州ヴァレー禅堂で坐禅を指導する。2005年に帰国し現在も、坐禅の研究・指導にあたっている。2010年より2018年まで曹洞宗国際センター所長。Starbucks、Facebook、Salesforceなど、アメリカの大手企業でも坐禅を指導する。2017年5月より、オンライン禅コミュニティ「大空山磨〓寺(だいくうざんませんじ)」開創(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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