角川ソフィア文庫<br> 天狗にさらわれた少年 抄訳仙境異聞

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角川ソフィア文庫
天狗にさらわれた少年 抄訳仙境異聞

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044004262
  • NDC分類 121.52
  • Cコード C0139

出版社内容情報

江戸時代、天狗にさらわれた少年がいた!?時は江戸時代、文政年間。天狗や山人の世界と行き来することができると語る少年が現れた。「不思議な老人にいざなわれ、壺に入って空を飛び、たどり着いたところは天狗の修行場だった――」。少年の語る、事細かで不思議な仙境譚に、篤胤ら大人たちもすっかり夢中。生き物や食べ物、占いや妖術、妖怪や妖魔など奇想天外な話の数々で江戸の町に一大天狗旋風を巻き起こした。果たして天狗話は嘘か真か。待望の現代語訳版!

(目次)
はじめに
『仙境異聞』上
天狗小僧の噂/篤胤、寅吉に会う/寅吉、篤胤を神様と呼ぶ/寅吉、謎の老人に出会う/壺に入って空を飛ぶ/わいわい天王と山の異人/山での修行/寺での生活と父の死/占いを始める/寺から家に帰される/山の師と伊勢、東北へ/筑波山の社家に弟子入り/師、杉山僧正と名乗る/一瞬で浅草へ/兄弟で神仏論争/山崎美成との出会い/知識人たちとの出会い/美成とのやりとり/岩笛、風炮のこと/書法のこと/竹笛のこと/寅吉、呪いをする/風の神の幣帛/常陸の山に修行へ/家族との別れ/寅吉が去ってから/訪れるもの/印相に関する問答/荻野梅塢との論争/全身の精気、油になること/山人の杖/山周りのこと/山人の忙しさ/師の名前/女嶋のこと/岩間十三天狗/鉄を食う獣のこと/異界の着物/時の速さと長命の関わり/みそぎとみそはぎ/穿山甲、千山鯉/鷲、河童にさらわれる人/ナンジャモンジャの木/浜町、使用人の神隠し/天狗と大杉明神、弘法大師/狐使い、狐つき/山中の妖魔/妖怪「ノブスマ」/空飛ぶ船/もう一人の仙童/河童のこと/妖怪「蓑虫」/妖怪「豆つま」/「豆つま」に似たこと/モグラとナマコ/魂の行方/天狗の色々/七韶舞のこと/九頭竜の姿/火事と天狗/忍術法 ほか
『仙境異聞』下(仙童寅吉物語)

平田 篤胤[ヒラタ アツタネ]
著・文・その他

今井 秀和[イマイ ヒデカズ]
翻訳/解説

内容説明

時は江戸時代、文政年間、天狗や山人の世界と行き来することができると語る少年が現れた。「不思議な老人にいざなわれ、壺に入って空を飛び、たどり着いたところは天狗の修行場だった―」。少年の語る、事細かで不思議な仙境譚に、篤胤ら大人たちもすっかり夢中。生き物や食べ物、占いや妖術、妖怪や妖魔など奇想天外な話の数々で江戸の町に一大天狗旋風を巻き起こした。果たして天狗話は嘘か真か。待望の現代語訳版!

目次

『仙境異聞』上(天狗小僧の噂;篤胤、寅吉に会う;寅吉、篤胤を神様と呼ぶ;寅吉、謎の老人に出会う;壺に入って空を飛ぶ ほか)
『仙境異聞』下(仙童寅吉物語)(仙童寅吉物語;岩間山その他の天狗;長楽寺と十二天狗;神隠しと空飛ぶ盆;鉄炮のこと ほか)

著者等紹介

平田篤胤[ヒラタアツタネ]
1776~1843年。江戸後期の国学者。出羽国秋田の人。日本神話を再解釈して独自の世界観を構築し、国学に宗教性を加味した。とくに幽冥界(この世ならざる世界)の探究に心血を注ぎ、古文献の解釈だけでなく「仙境」や「転生」等に関する実地調査を重んじた

今井秀和[イマイヒデカズ]
1979年東京生まれ。国際日本文化研究センター機関研究員などを経て、大東文化大学非常勤講師、蓮花寺佛教研究所研究員。大東文化大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。専門は日本近世文学、民俗学、比較文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ひぬ

22
【読み放題】江戸時代後期の学者・平田篤胤がとある少年・寅吉が話す仙境について聞き取った内容を綴った「仙境異聞」の現代語訳版。ここまで色々な物事に通じていて知識を持っている寅吉は考えれば考えるほど謎な少年。もちろん個人的にはでっち上げた話ばかりだとは思いますが、彼はかなり聡明で想像力が豊かなのではないでしょうか。2024/05/21

あーびん

18
寅吉少年の話は水木しげる『神秘家列伝 其ノ四』で知ってはいたが、『仙境異聞』は未読。天狗にさらわれて不思議な力や異界の知識を持つ寅吉少年と、寅吉の話に夢中になりお菓子で気をひこうとしたり、男色について自分では聞きにくかったので門人にこっそりと尋ねさせていたりする平田篤胤の様子がほほえましい。真相は修験道者に連れまわされて修行をしていた利発な少年といったところか。現代語訳で読みやすいが抄訳の為ちくま文庫版も気になる。2019/01/04

波璃子

14
江戸時代に天狗と暮らしたことがあるという少年から聞き取ったものをまとめた本の現代語訳。Twitterで見てから読みたいなと思っていたので本になってとても嬉しい。太陽のフレアを予見していたような記述など、非現実とは思えなくてこういう異界の話はワクワクしてしまう。人々の願いを叶えないといけなくて忙しい、という話で、山人や天狗も大変なんだなとふむふむと読んだ。2019/01/22

しょうゆ

8
読み物として単純に面白い。個人的には抄訳で充分。「仙境異聞」を全部読もうという気にはならなかった。寅吉は堂々と嘘ついてるんだろうけど、平田篤胤が真に受けすぎてるのが面白い。仙境は本当にあるのかも、と思わせる時代って夢がある。適当に法螺吹いてるだけかと思いきや、学問に関してはたまに芯を食った発言してるのも良い。寅吉が「たけしの超常現象Xファイル」に出演したら面白いだろうな…とか考えてしまった。(大槻教授とバトルしてほしい)2020/03/10

風地

7
自称・天狗に拐かされた寅吉という少年を呼びつけ、大の大人の平田篤胤が、寅吉が連れてゆかれた異次元、山人の住まう世界のあれやこれやを聞き取ったインタビュー本。江戸時代のオカルト本の現代語訳だった!宇宙の話をしてたり、かなりスケールが大きく(ホラ話?)て、知りたかった天狗については良くわからないこともあった。寅吉の師匠が、山人は天狗じゃないと言っていて、じゃあこのタイトルダメではないのかしらと。なかなか面白かったです。眠くなったけど。2021/12/05

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