角川ソフィア文庫<br> 橋本多佳子全句集

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角川ソフィア文庫
橋本多佳子全句集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 592p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044004125
  • NDC分類 911.368
  • Cコード C0192

出版社内容情報

女流俳人として圧倒的人気を誇る橋本多佳子、初の文庫版全句集!自句自解付「なんとさびしい句だろう、美しい句だろう」――小池昌代

一処一情――好みの場所を見つけて眼を据え、迸る感情を凝集させる。生涯の師・山口誓子は愛弟子の句作りをそう評した。
 「いなびかり北よりすれば北をみる」
 「雪はげし抱かれて息のつまりしこと」
女心と物語性に満ちた句で、戦後俳壇の女流スターと称された多佳子。その全句を眺めるとき、生をみつめる厳しい眼差しと天賦の感性に圧倒される。
補遺、自句自解、索引、誓子による解説を付す貴重な全句集。
エッセイ・小池昌代


橋本 多佳子[ハシモト タカコ]
著・文・その他

内容説明

一処一情―好みの場所を見つけて眼を据え、迸る感情を凝集させる。生涯の師・山口誓子は愛弟子の句作りをそう評した。「いなびかり北よりすれば北を見る」「雪はげし抱かれて息のつまりしこと」女心と物語性に満ちた句で、戦後俳壇の女流スターと称された多佳子。その全句を眺めるとき、生をみつめる厳しい眼差しと天賦の感性に圧倒される。補遺、自句自解、索引、誓子による解説を付す貴重な全句集。

目次

海燕
信濃
紅絲
海彦
命終
補遺(句集未収録作品)

著者等紹介

橋本多佳子[ハシモトタカコ]
1899(明治32)年~1963(昭和38)年。東京市本郷生まれ。本名多満。18歳で建築家の橋本豊次郎と結婚し大阪へ転居。1920年、夫の赴任地である北九州小倉市中原の高台に櫓山荘を新築し移り住み、以後、同荘は小倉の文化サロン的存在となる。1922年、高浜虚子を迎えての句会を機に杉田久女から指導を受け、のち大阪転居の折に山口誓子と出会い、師事するようになる。夫の死後、櫓山荘を手放し、奈良市あやめ池へ疎開。1941年に第一句集『海燕』を刊行。1948年に誓子主宰「天狼」に参加し、同年榎本冬一郎と「七曜」を創刊。1951年に第三句集『紅絲』を刊行、代表作となる。西東三鬼や平畑静塔らと共に戦後の代表的俳人として活躍した。1963年5月、64歳で逝去。2年後に遺句集『命終』が刊行された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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あきあかね

27
「雪はげし抱かれて息のつまりしこと」  俳句というと、侘び寂びや枯淡といった静的な印象があったが、橋本多佳子のこの句に出会って、激しさや恋情も存分に描きうることを知った。 津々浦々の旅の句や自然の情景を詠んだ句もいいが、やはり橋本多佳子の魅力は、少女のような瑞々しい感性と浪漫に満ちた句にある。 「星空へ店より林檎あふれをり」「寒星ひとつ燃えてほろびぬ海知るのみ」「日を射よと草矢もつ子をそゝのかす」「雪窪に雪降る愛を子の上に」「華麗なるたいくつ時間ばらの園」 他方で、若くして夫を亡くした多佳子の句には、⇒2019/11/10

双海(ふたみ)

12
女心と物語性に満ちた句で、戦後俳壇の女流スターと称された多佳子。さびしくも美しい句を堪能する。「露のあさ忌にゐてをみなは髪を梳く」「来し方や昏き椿の道おもふ」「水仙のりゝと真白し身のほとり」「月いでてわが袖の辺も朧なる」「七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ」「木犀のにほひの中に忌日来る」2024/09/04

maju N.

5
う、上手い。題材の取り合わせは独創的である。どちらかといえば写生の句よりも、物語的な含みをもった句が多いが、そういう句にありがちなつくった腐みを感じさせない。ガラス玉に閉じ込めた小世界を眺めるような心持ちになる。まだまだ凄い人をスルーしてぼんやり生きてるものだなと思う。2023/11/21

あや

4
旅先の句、家族の句が良いです。小池昌代さんのエッセイも素敵です。2019/01/18

nimo71

0
全句集というものを初めて詠みました。歳時記に載ってるような代表句以外にもこんなに詠んでいたんだ。蛍籠の句と星空へ店より林檎あふれをりの句が好き。2024/12/01

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