角川ソフィア文庫<br> 精神疾患

個数:
電子版価格
¥924
  • 電子版あり

角川ソフィア文庫
精神疾患

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月18日 00時58分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044003777
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0147

出版社内容情報

発達障害、うつ病、統合失調症――「こころの病」の誤解と真実がわかる。発達障害、うつ病、統合失調症――人はなぜ「こころの病」に陥るのか。疾患にはどんな種類があり、医療現場はいかなる課題に直面しているのか。客観的診断の難しさ、治癒可能な疾患までを「障害」と呼ぶ弊害、科学的根拠のない投薬への批判、精神鑑定の危うさなどを、数々の症例とともに紹介。冷静な学問的見地から、精神医学の「未熟さ」に警鐘を鳴らしつつ、多くの無知や誤解がつきまとう世界を基礎から解説する入門書。

第一章 精神医学と精神症状  
  精神医学の特色/客観的評価の難しさ/臓器としての脳  ほか
第二章 精神疾患の分類 
  精神医学の悪用/障害年金と不正受給/障害という誤解/診断と病名の境界 ほか
第三章 精神科における診断基準  
  精神疾患の国際分類/ICD-10の特徴/DSM-5のカテゴリー ほか
第四章 精神医学の歴史  
  精神医療と収容/魔女裁判/フロイトの帝国/向精神薬とDSM/日本の精神医療 ほか
第五章 統合失調症  
  幻覚と妄想/精神科に入院/統合失調症の類型/非定型精神病とパラフレニー ほか
第六章 躁うつ病とうつ病  
  躁うつ病とは何か躁うつ病の分類/うつ病と薬物療法/自分は癌に違いない ほか
第七章 発達障害  
  自閉症/言葉が遅い子/アスペルガー障害/ド・ゴール大統領/ADHD ほか
第八章 精神疾患と犯罪  
  責任能力/殺人事件/恐怖か殺意か/「措置入院」の弊害/精神保健法から医療観察法へ ほか
第九章 精神科とクスリ  
  向精神薬/薬の副作用/抗精神病薬/幻覚妄想状態/新規抗うつ薬/SSRIの副作用/薬物依存 ほか
第十章 精神科と医療費  
  医療費の問題/医療崩壊/保険診療/疾患の重要性/うつ病のDALY ほか

岩波 明[イワナミ アキラ]
著・文・その他

内容説明

発達障害、うつ病、統合失調症―人はなぜ「こころの病」に陥るのか。疾患にはどんな種類があり、医療現場はいかなる課題に直面しているのか。客観的診断の難しさ、治癒可能な疾患までを「障害」と呼ぶ弊害、科学的根拠のない投薬への批判、精神鑑定の危うさなどを、数々の症例とともに紹介。冷静な学問的見地から、精神医学の「未熟さ」に警鐘を鳴らしつつ、多くの無知や誤解がつきまとう世界を基礎から解説する入門書。

目次

第1章 精神医学と精神症状
第2章 精神疾患の分類
第3章 精神科における診断基準
第4章 精神医学の歴史
第5章 統合失調症
第6章 躁うつ病とうつ病
第7章 発達障害
第8章 精神疾患と犯罪
第9章 精神科とクスリ
第10章 精神科と医療費

著者等紹介

岩波明[イワナミアキラ]
1959年、神奈川県生まれ。精神科医、医学博士。東京大学医学部卒業後、東京都立松沢病院、東大病院精神科などを経て、昭和大学医学部精神医学講座主任教授、同大学附属烏山病院長。発達障害の臨床研究、統合失調症の認知機能障害、精神疾患と犯罪などを主な研究分野としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホシ

21
『精神疾患』という題名ですが、一般向けの精神医学入門書。甥っ子には発達障害があるのですが、親族としてサポートする立場にあるからには、しっかりと勉強すべきと思い、読んだ次第。「精神病の薬」というとダークな印象が付きまといますが、著者は薬も上手に使うべきという立場。納得。あと、精神医学がまだまだ未熟な学問である事も知りました。「心」は精神科医でも分からない事だらけなのに一般の我々なら尚更ですね。心の問題には拙速な解決を求めず、腰を据えて向き合う態度が必要なんだと思いました。よくまとめられていて良書です。2019/02/20

よこ見

10
当事者とその家族よりは精神科医の志望者に向けた内容。統合失調症や躁うつ病、発達障害など各疾患の説明は要点が整理されていてわかりやすいし、診察のプロセスや診断の国際基準、治療の歴史、果ては精神科と診療報酬制度のかかわりなどの記述も見る人によっては興味深いだろう。文章はわりとお固めだが、フロイト流の精神分析や厚生労働省などを批判する箇所は臨床に携わる者としての実感がこもっていて面白かった。2022/07/03

fseigojp

10
この人のは、出るとつい買ってしまう2019/07/03

筑紫の國造

10
タイトル通り、「精神疾患」に関する入門書。素人にもとてもわかりやすく、疾患の構造、精神医学の歴史、薬物などについて書かれている。私自身は強迫性障害で治療中なのだが、この症状に触れられていないのは少し残念。「精神科と医療費」などは精神科のみではなく、医療費の仕組みや医師不足の誤解にも言及されており、ためになった。意外だったのは心理学的療法についての著者の見方。本書を読む限り、岩波氏は心理学的療法に疑問を持っているようだ。しかし薬物投与にはない結果が得られていることも事実だし、このあたりは議論もあるだろう、2018/06/12

shimashimaon

7
哲学や唯識仏教を学んでいると私が見ているものは私の意識が作り出したもので実在しないのだと考えるようになります。そうだとしたら精神疾患に起因する幻視・幻聴は何なんだろうと思います。社会生活に支障を来たすか否かの違いなのでしょうか。古代ローマにおける扱いにも触れた精神医学史や、精神医療に拘わらず医療の費用対効果の指標となるDALYについてもわかりやすく説明しています。統合失調症患者の幻覚症状の描写は、本当に辛いだろうと胸が締め付けられる思いでした。與那覇潤氏が紹介している木村敏氏、そして中井久夫氏を読みます。2023/02/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12736734
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品