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出版社内容情報
ゼ十ス様、丸や様とはだれか? 通説を覆すおどろきの信仰世界が明らかに230年の長きにわたり、信仰を守った潜伏キリシタン。2018年6月には世界遺産登録も予定されている。しかし本当に彼らはキリシタンを唯一の宗教としていたのだろうか。潜伏キリシタンの驚きの姿を明らかにする
第一章 夢とロマンのキリシタン史
第二章 キリシタンに改宗するとは
第三章 改宗後のキリシタン信仰の姿
第四章 潜伏時代のキリシタン信仰
第五章 創作された二つの奇跡 ?バスチャン伝承と信徒発見の新解釈―
第六章 再生した復活キリシタン
第七章 潜伏キリシタンからカクレキリシタンへ
第八章 カクレキリシタンの神とは
第九章 復活キリシタン教会とその信仰
第十章 日本ではなぜキリスト教徒は増えないのか
宮崎 賢太郎[ミヤザキ ケンタロウ]
著・文・その他
内容説明
江戸初期から明治国家誕生まで、命がけで信仰を守り通したとされる潜伏キリシタン。だが、宣教師たちのたどたどしい日本語でキリスト教の三位一体の意味を理解できたのだろうか。まして、禁教時代は一人の宣教師もいなかったのだ。著者は、かねてからこの点に疑問を抱いてきた。そして、今なお長崎県下で信仰を伝えるカクレキリシタンたちの調査研究から、彼らが信じてきたものはキリスト教ではないことを突き止める。キリシタン=「夢とロマン」の幻想に一石を投じる書。
目次
第1章 夢とロマンのキリシタン史
第2章 キリシタンに改宗するとは
第3章 改宗後のキリシタン信仰の姿
第4章 潜伏時代のキリシタン信仰
第5章 創作された二つの奇跡―バスチャン伝承と信徒発見の新解釈
第6章 再生した復活キリシタン
第7章 潜伏キリシタンからカクレキリシタンへ
第8章 カクレキリシタンの神とは
第9章 復活キリシタン教会とその信仰
第10章 日本ではなぜキリスト教徒は増えないのか
著者等紹介
宮崎賢太郎[ミヤザキケンタロウ]
1950年、長崎市生まれ。東京大学文学部宗教学宗教史学科卒業。同大学院人文科学研究科修士課程中退。純心女子短期大学教授などを経て、長崎純心大学人文学部教授。2016年3月退官。キリシタン時代から現在まで、日本人のキリスト教の受容と変容のあり方を追求。カクレキリシタンたちが暮らす地域でのフィールドワークも続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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