角川文庫<br> 実伝真田幸村

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角川文庫
実伝真田幸村

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044003166
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0121

出版社内容情報

大坂夏の陣で家康本陣を幾度も切り崩し、「日本一の兵(つわもの)」と称賛された真田幸村。史実やエピソードをめぐる評論や特別対談等を文庫オリジナルで編集。幾多の伝説に彩られた数奇な生涯と実像に迫る!

内容説明

強大な徳川軍を幾度も切り崩し、鬼神の如き戦ぶりから「日本一の兵」と称された真田幸村。十勇士などの伝説とともに、今なお人々を魅了し続ける幸村とは、どんな男だったのか。真田一族のルーツや六文銭の由来、出生の秘密と人質時代、父昌幸の鬼謀と上田合戦、大坂の陣に秘めた「義」の想い―史実やエピソードをめぐる多彩な評論・エッセイ・対談などを文庫オリジナルで編集。謎多き幸村の魅力と実像が一冊でわかる決定版!

目次

特別対談 日本一の兵がみせた意地(松平定知×火坂雅志)
第1部 真田幸村の戦いと人物像(若き幸村―出生の秘密と人質時代;父子の上田合戦―天下を相手に賭した野望;九度山脱出―「浮浪の群れ」とともに大坂城へ ほか)
第2部 真田幸村像の諸相(義の男たちから得たもの―直江兼続、大谷吉継、石田三成;大坂城内の人間模様―幸村と死生をともにした漢たち;真田忍びの実像―小土豪のサバイバル術 ほか)
第3部 真田幸村の生涯(真田幸村とその時代―地の利、天の時を得た真田氏三代)
付録 『名将言行録』(抄)(岡谷繁実著)明治四十二年刊

著者等紹介

火坂雅志[ヒサカマサシ]
1956年、新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て1988年『花月秘拳行』で作家デビュー。直江兼続の生涯を描いた『天地人』が2009年のNHK大河ドラマの原作となり、同作で第13回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

国士舘大学そっくりおじさん・寺

57
最近真田ばかり読んでいる。すっかり真田一家の人が好きである。この本は数年前に亡くなった『天地人』の火坂雅志の編集した幸村伝アンソロジー。私は火坂雅志の書くものは好きではない。幸村が上杉家に人質経験がある為、直江兼続から上杉の「義」を学んだという空想で押し切る。証拠は皆無である。大半が『歴史群像』や『歴史街道』誌の記事から集めたものというのも若干つまらないが、大河の時代考証の一人・平山優の書き下ろしや、真田研究の大家・小林計一郎のもの等もあり、火坂のもの(松平定知アナとの対談含む)以外は面白かった。2016/03/11

tomi

32
地元にも近く真田氏ゆかりの地に住んでいるのに大雑把な知識しかなかったので勉強のため読む。多くの著者のエッセイや人物評などが収められているため重複箇所が結構あるが、手軽に幸村(信繁)や真田一族について知ることができる。なかでも小林計一郎氏の文章が勉強になる。幸村の手紙から見えてくる、優しく柔和な人となりはちょっと意外。2016/04/16

金吾

22
何人かの作家が手分けして幸村を書いていますが、よくまとまっていると感じました。幸村が人気があるのがよくわかりました。2021/11/16

ひかりパパ

12
火坂雅志の『真田三代』を読んで真田一族に興味が湧いたので衝動買いし一気読み。松平定知と火坂の対談が興味深い。真田の気風は信州人と上州人のハイブリッドだという火坂の指摘に納得。真面目さや知識欲旺盛な信州人と進取の気風の上州人の両方を兼ね備えている。また牧場や薬草園を経営し地場産業の育成に力を注いでいたことや仙台にも真田の血脈があること、山伏を情報の収集者として活用していたことなど『真田三代』に書かれていない真田一族の一面が知れた。2016/01/09

ヒトコ

6
火坂さん初読み。と言っても小説だと思ったら複数の著者による評伝集だった。2年位前に秋月こおさんの幸村作品を読んで、BLとして読者を限定してしまうのが惜しい程面白く幸村に興味を持った。関ケ原以前の幸村についてもっと知りたいと思い本書も購入してみたのだが、若き日の幸村の記録って本当に少ないのだとわかった。今年は大河ドラマにもなったので、やっと積読解消。『名将言行録』の幸隆、昌幸、信之も読めてよかったが、下の名前のみの登場人物が誰だか解りづらかった(^^;)2016/09/22

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