角川文庫<br> 福沢諭吉と日本人

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角川文庫
福沢諭吉と日本人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044003081
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0121

出版社内容情報

福沢諭吉とその後継者たちの足跡を辿り、現代日本社会を導く指針を探る。

近代日本の幕開けに献身した福沢諭吉。その真実の姿とは。東洋のルソー・中江兆民、電力の鬼・松永安左衛門ほか、福沢の薫陶を受けた実業界、思想・学術界の傑物たちの足跡を辿り、混迷の現代を照らす指針を探る。

内容説明

新たな日本を創るため、骨太な民の思想を貫いた福沢諭吉。熱き心で醒めた理知を説いた「平熱の思想家」が遺したものとは何か。そして悪名高き脱亜論の真実とは。福沢暗殺を企てた増田宋太郎、医学者・北里柴三郎、憲政の神様・犬養毅、急進的思想家・中江兆民、電力の鬼・松永安左衛門。福沢の薫陶を受け、近代日本を牽引した傑物たちを検証。福沢の自主独立の精神を見つめ直し、混迷の現代を照らす指針を探る。

目次

第1章 故郷、中津でのシーソーゲーム
第2章 又徒弟、増田宋太郎
第3章 福沢諭吉と増田宋太郎の交錯
第4章 中江兆民と福沢諭吉
第5章 洋学紳士、馬場辰猪
第6章 北里柴三郎を助ける
第7章 適塾の青春
第8章 福沢精神の体現者、松永安左衛門
第9章 福沢に批判的だった池田成彬
第10章 福沢門下の三人の“神様”
第11章 「脱亜論」と金玉均

著者等紹介

佐高信[サタカマコト]
1945年、山形県酒田市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。高校教員、経済誌編集長を経て、現在、ノンフィクション作家、評論家として活躍中。「憲法行脚の会」呼びかけ人の一人。『週刊金曜日』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

siomin

0
福沢諭吉の影響を受けた人の足跡を辿った1冊。福沢の独立自尊を実践するために近代を熱く駆け抜ける人たちと,それを冷静に見つめる福沢。著者が著者だからでしょうか,東京帝国大学や文部省と対立し在野の道を貫いた北里柴三郎と,電力国有化に抵抗した松永安左衛門に対する筆に力が入っているように感じました。 最後の章では福沢が金玉均を援助したことがあり、ここから「脱亜論」の見直しまで述べています。実際のところはなんとも言えませんが、福沢と金玉均について詳しい本があったら読んでみたいものがあります。2015/05/25

ka-ko

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合理主義の福沢諭吉の姿と北里柴三郎への協力。松永安左衛門など慶応義塾人脈など納得と福沢教と思えるほど福沢諭吉への心酔に驚かされました。池田成彬のように福沢諭吉に批判的な人間もいたことがほっとした気分になりました。2012/11/12

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