内容説明
優れた文学でもある聖書。そこには、超絶的な神だけでなく王も奴隷も、聖人も罪人も、あらゆる人間の生き様が刻みこまれている。天地と悪の初源を明かす創世記から、イスラエルの民の歴史、救い主イエスの生涯、そして世界の終末を告げる黙示録まで。そのすべてを、人間が息づく百の物語として芥川賞作家が紡ぎ出す。数々の名場面、悠久のドラマがよみがえり、豊富な図版とともに新旧約聖書を読み通すことができる決定版。
目次
旧約聖書編(初源の詩・愛の創まりと悪の発現;族長たちの時代;指導者モーセ;約束の地カナンへ;イスラエルの黄金時代 ほか)
新約聖書編(イエスの生涯;再臨に向けて)
著者等紹介
木崎さと子[キザキサトコ]
1939年、旧満洲・新京市生まれ。少女時代を北陸で、20代と30代をフランスで過ごし、帰国後、執筆を開始。「裸足」で文學界新人賞、「青桐」で芥川賞、『沈める寺』(新潮社)で芸術選奨文部大臣新人賞を受賞したほか、小説作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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