出版社内容情報
「みだれ髪」全399首を訳とともに味わう!「やは肌のあつき血汐に触れも見でさびしからずや道を説く君」「みだれ髪を京の島田にかへし朝ふしてゐませの君ゆりおこす」「いとせめてもゆるがままにもえしめよ斯くぞ覚ゆる暮れつ行く春」……燃えるような激情を詠んだ与謝野晶子の第一歌集「みだれ髪」。近代短歌の金字塔をうちたて、多くの若い詩人や歌人たちに影響を与えた作品の数々を、現代語訳とともに味わう。晶子の同時代作品を集めた「みだれ髪拾遺」を所収。
【目次】
みだれ髪
臙脂紫
蓮の花船
白百合
はたち妻
舞姫
春思
みだれ髪 拾遺
解説 野田宇太郎
新版解説 今野寿美
挿絵 藤島武二
与謝野 晶子[ヨサノ アキコ]
著・文・その他
今野 寿美[コンノ スミ]
著・文・その他
内容説明
「やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君」「いとせめてもゆるがままにもえしめよ斯くぞ覚ゆる暮れて行く春」。恋する女性の美しさを詠んだ与謝野晶子の処女歌集。与謝野鉄幹との恋、衝撃のデビュー…近代短歌の金字塔をうちたて、多くの若い詩人や歌人たちに影響を与えた399首を、全訳とともに現代によみがえらせる。各章に寄せた『みだれ髪』解説、年譜、晶子の初期作品を集めた「みだれ髪拾遺」を所収。
目次
みだれ髪(臙脂紫;蓮の花船;白百合;はたち妻;舞姫;春思)
みだれ髪拾遺
著者等紹介
与謝野晶子[ヨサノアキコ]
1878年大阪府堺市生まれ。大恋愛の末、与謝野鉄幹と結婚。処女歌集『みだれ髪』で一躍、情熱的な歌人として著名に。その後、小説、随筆、評論、童話、戯曲など多岐にわたり活躍。1942年没
今野寿美[コンノスミ]
1952年東京品川生まれ。横浜市立大学卒。『24のキーワードで読む与謝野晶子』ほか、近代短歌をめぐる著書がある。79年角川短歌賞受賞。89年現代短歌女流賞受賞。92年夫の三枝昂之らと「りとむ」創刊。宮中歌会始選者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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